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格安SIMのマルチ商法に会ったので注意喚起します

こんにちは、スコヴィルです。

本日はマルチ商法をやっている友人に営業をかけられたのでウキウキしていってきました!笑

何故事前に知っていたのかというとマルチ商法の勧誘って不自然で、結構わかりやすいものがほとんどです。私自身2〜3年前に沢山誘われました。
(加入はしていませんが、友人が数人在籍しているので内情はよく知っています)

今回事前にわかったポイントを紹介すると
・そんなに仲良くない人からサシで会おうと言われる

・LINEにて近況を報告し合い、自分は具体的に何をやってるか言わず、好奇心をくすぐろうとしてくる←これ1番多いです
(ちなみに仲良くない人の近況とかどうでもいいんですけどね笑)

・待ち合わせは新宿・池袋・渋谷のいずれかにて喫緊の空いている日(平日でも)と早めの時間を指定される

今回はありませんでしたが、他にもポイントがありますのでざっと紹介しておきます
・教えたい話がある
・会わせたい人(抽象的にすごい人)がいる
・SNSを見ると何をしているかわからないけどブランド物ばかり

マルチの手口は「何か分からないけど楽しんでいそう、稼いでいそう」に対して好奇心を向けさせることをスタートにしています。

最初の頃は「友達だと思ってたのに騙そうとしてくるなんて」と思っていましたが、彼らは至って真面目で悪気はありません。むしろ生活を良くしてやるから感謝しろよくらいの気構えですので、紹介を受ける側が何事もなかったように接すると仲の良い関係を維持できるかと!

しかし私が今回事前に分かっていながらもマルチの紹介に行った理由は2つです。マルチでどんなものが売られているのか、どんな話で不安を煽ってくるのかを知るためです。

私個人の意見としてはマルチで売られているものとは今、世の中にどんな不安材料があるのかを客観的に知ることができる一つの指標です。また人々は何に関心を向けるのか、情報弱者は何に騙されているのかといったことも多岐に渡って知ることができます。

今回私が紹介されたのは格安SIMの携帯契約です。
具体的な内容としては、自分が契約してから3人別の人を紹介し契約させると継続費用7500円(後で解説します)が無料になるというものです。
もちろん3人以上の契約になればプラスの収支として加算されていきます。
これとは別に携帯基本料金が50GBのプランで月々4500円と初期費用2万円がかかります。
(ギガ数は他にも12GBのプランもあるようで、その場合は3000円だそうです)
回線はdocomoから借りているそうですが、口コミを見てみるとカスやゴミといった暴言の掃き溜めでした笑

また、共済事業もやっており、半ば強制的に加入させられるようです。共済とは保険とは違い免許がなくても発行できる組合による一定の扶養グループを対象とした保証制度のことです。今回の内容としては医療保険、死亡保険、自動車保険でした。全てに加入することで月々3000円が請求されるとのことです。

他にもリクルート事業やカジノセミナー、投資セミナーなどなど、どれほどの規模かは定かではありませんが多岐に渡って人脈作りが可能とのことでした。ここはいかにもマルチですね笑

さて、如何でしたでしょうか?
笑ってしまう話でツッコミどころも多いですね笑

金額を整理していきます
継続料金7500円
基本料金4500円(12GBの場合は3000円)
保険料3000円
つまり50GBのSIM契約に月々15000円ですね。
これにプラスで携帯端末を買えばその料金、そして初期費用2万円が加算されます。
また契約期間が2年間で途中解約には解約料金2万円が発生するようです。

格安SIMどころか3大キャリアより高いやんけ!

ツッコミ1
まず継続料金て何?って事ですが契約代理店に月々払うもので、マルチの彼らはこの料金を丸々マージン(差し引き利益)として得ているようです。

ちなみにソフトバンクを例に出すと50GBの契約で基本料金が月々6500円です。
今回の格安SIMは基本料金が4500円なので、わかりやすくこの料金を原価と考えるとソフトバンクは2000円の利益をとっていることになります。
一方で今回の格安SIMは7500円が利益として計上されていることになります。7500円が3人で賄えるということは1人紹介するごとに月々2500円が紹介者へいきます。残りの5000円の内いくらかは紹介者の紹介者にも渡るでしょう。
つまり、言い換えると毎月彼らにお小遣いをあげているということです!

ツッコミ2
その共済いる?共済に含まれているのは医療保険、死亡保険、自動車保険とのことでした。しかし医療保険は国民健康保険で十分ですし、死亡保険なんてのは養う相手がいて成立するものです。学生に払わせるものではありません。私の場合車も持っていないので全く意味がないものでした。
さようなら。

ツッコミ3
初期費用2万円?聞いたことがないですね。笑
初期費用って?と聞くと事務手数料やSIM発行手数料との返答がきました。
基本的にどこの通信会社でも事務手数料は3000円ですしSIM発行手数料は高くても500円弱です。発行手数料無料なんていうのも良く見ます。
はい。お小遣いですね。バイバイ。

さて、ここまで料金設定に関してツッコミを入れましたがここからはマルチ商法の真骨頂、紹介制度です。
今回は格安SIM契約ということでサブスクのように月々で報酬が手に入るシステムですね。
上記の通り一人紹介するにあたり毎月2500円がもらえる。
ということは6人紹介すると毎月の支払額は0円にすることができます。そしてプラスアルファで初期費用や解約手数料も相殺できる上、収益にすらなり得ます。
また18契約を達成すると月々の報酬に追加で10万円貰えるようになるそうです。
合わせて月々13万円が勝手に入ってくる仕組みです。
これだけ聞くと美味しい話に聞こえてしまうから怖い…

では実際に、紹介する立場になって考えていきます。
→まずは携帯契約期間を満了している、もしくは満了直前の人を見つけます。

→次に回線が安定すると見込まれる3大キャリアの新プラン(20GBで3000円弱)や楽天モバイルがある中で12GBで13500円もしくは50GBで15000円の評判ゴミ回線プラン(5Gも非対応)を勧めます。

→そして周りからマルチだと罵られながら商談を何十回と繰り返し、そのうちの数人でなんとか携帯を通常料金で払えるようになります。

→最後に携帯代が高い、やっぱり解約したいという友人を止めながらバイト1ヶ月分の収益をあげ、更なる収益の為に奮闘します。

文字通りの地獄です。お勧めは絶対にできません。考え直すことを勧めます。

それとこうした格安SIM会社の名前を挙げておきます。
・マインモバイル
・スターモバイル
・ペンギンモバイル
・アクセルモバイル

実際、契約する人はいるのかと疑問に持ったので契約者人数を聞いてみたところ2月初頭で6000人だそうです。小学生並の計算力があれば契約には至らないかと思いましたが、、、残念でした。

今回の紹介で思いがけず「言い方悪いけどよくあるマルチ商法みたいだね」と言ったら「それは投資でしょ、ネズミ講とかと勘違いされるけどこれは違う」と戸惑いながら言われました。

補足として言っておくとマルチ商法とネズミ講の説明をしてきて、よく勘違いされると言う人は十中八九、悪徳ビジネスマンなので頭の片隅に置いておいてください。
あとはポンジスキーム、ピラミッドスキーム、アムウェイと言った単語に戸惑った反応をする人にも注意が必要です。

最後に比較材料として3大キャリアの新プランを乗せておきます。支出を減らし自分に合った生活、お金をかけるものに対する深掘りを忘れないように。私自身も疎かにしていましたが、最近これの重要さに気付くことができました。参考にして頂けたら幸いです。ご精読ありがとうございました。

<docomo>
新プラン名/ahamo(アハモ)
月額/2980円(税込価格は3278円)
利用開始日/2021年3月より
データ量/20GB
手続き・サポート/オンラインのみ、専用チャットで窓口相談
故障対応/オンライン修理受付サービス
データ追加/500円(1GB)
4G・5Gネットワーク利用が可能

<SoftBank>
新プラン名/SoftBank on LINE
月額/2980円(税込価格は3278円)
利用開始日/2021年3月より
データ量/20GB+LINEのデータは使い放題
手続き・サポート/LINEまたはオンライン
データ追加/500円(1GB)
4G・5Gネットワーク利用が可能

<au>
新プラン名/povo(ポヴォ)
月額/2480円(税込価格は2728円)
利用開始日/2021年3月より
データ量/20GB
手続き・サポート/オンラインのみ
データ追加/500円(1GB)
4G・5Gネットワーク利用が可能

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