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トラウマ・インフォームドケアからの実践的学び その①

TIC本からの実践的学び

私がスタッフを教育しながら常々、感じているのは事実と解釈(アセスメント)と介入(主体に戻す時に何をどのように本人と共有しているのか)が整理されていないことです。その際に事実をきちんとヒアリングしながら共有されていないことに気づくことがあります。

このTICの実際的な表現としては苦しみの構造を(主観と客観的状況の差異)明らかにし、具体的な行動(生活)へ結びつけていく最初の一歩になるのではと感じました。
少し、解説も加えます。

「なにが起こったのかをお話ししてください」=状況、事実を共有
「何がそのような気持ちにさせていますか」=その状況から本人が主観的に感じたこと。本来の目指している姿との差異が見える。
「いま、何が必要ですか」=それに対して本人のこれまでの経験から何が必要かという主観にアクセス
「あなたが選べる事として」=本人が主導権をもって選択できる感覚(やらない選択も自分が選択しているという認識があれば主体に戻れる)
「どのようにする事で楽になれますか」=これまでの楽になったコーピングを想起。または、今後やれそうなコーピングを発見、強化

これまでやってきた実践の根拠が、さらに具体的に理解できます!


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