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転売ヤーから買いたくなくて作った話【HHKB雪/自作キーボード?】

HHKB雪

キーボードマニアなら誰でも知っている高級キーボード、HHKB。
そのHHKB25周年を記念して限定発売されました。

当然即完売して転売ヤーの餌食になりました。

有名フリマサービス

大体5万円(定価の130%)くらいで取引されているみたいです。

定価でも迷うのに転売価格では絶対に手が出ません。
なりたい、石油王に。

金さえ、金さえあれば……。


買えないので作った

既に誰かがやってそうですけど、HHKBを白く塗装すれば実質雪では?というアイデアを実行した記事になります。

プラモデルもやったこと無い塗装初心者ですので、暖かい目で見ていただければと思います。

成果物

まさしく雪!

意外と良いんじゃないでしょうか!!

それっぽくなってます!


作業ダイジェスト

今回はHHKB Professional2というこの間販売終了になった製品を使いました。というかこれしか持ってないです。
これは有線モデルで、26,000円くらいの価格帯の製品です。

分解する

当然サポートが無くなるので、自己責任で。

このサイトを参考に分解しました。
めっちゃ参考になりました。分解する方は必見です。


塗装についても色々調べたました。
洗剤でしっかり洗ったり脱脂した方が良いという話もあったんですけど、面倒なのでしませんでした。

しなくても案外大丈夫!水洗い最強!
まあ使ってるうちにボロボロ取れてくるかもしれませんけどね。
そうなったらそれもこの記事に追記したいと思います。

分解する時に忘れずに滑り止めを剥がしておきましょう。

矢印の二つ

マイナスドライバーなどで剥がせば塗装後に貼りなおせます。

あと、キーキャップ側にも剥がした方が良い奴がありました。

くっそ汚いのでアップにはしないで

これはスペースバーを底打ちした時にクッションになるゴムです。
強く打鍵した時でも音が響くのを軽減してくれます。
剥がしておきましょう。

この部品も外しました。上の参考記事の通り小さいツメが欠けました。
なんか特に問題は無かったです。
マイナスドライバーを使いながら押して外しました。
最善ではないかもですが、手は痛くならなかったです。

やする・洗う

100均で売っていた耐水やすりを使いました。
600番800番1200番が入っていましたけど、1200番だけでも良さそうでした。

やすると塗料が載りやすくなるとかネットで見たんですけど、HHKBならやすらなくてもいけそうでした。
私はキーキャップに傷が付いていたのでそういう部分を中心にやすりしました。

やってみると、意外と深い傷も目立たなくなりました。
下の画像のレベルでもいけました。
ただ、1mm近い傷は流石にきつかったみたいです。塗料が乗りにくい部分だからとかもあったかもしれません。

英字新聞だとなんかオシャレですよね


塗装する

使ったスプレーはコレです。

2本は必要だと思います。
最初の一本は全然効率よく使えなくて私は3本使いました。

屋外で塗装しました。
風が強かったのも手伝って吹いた15分後には表面が乾いていました。
これは本当に助かりました。
調べたときは1時間乾かせ論が結構多かったんですけど、重ね塗りをする時もガッツリ乾かした方が良いとかあるんでしょうかね?
その辺は不明のままフワフワやってます。

結果的には5~7回くらい重ね塗りをしました。
キーキャップをきれいに吹くのが難しかったです。
そのためにスプレー3本も使うことになったんだと思います。

上のトッププレートは3回か4回くらいだと思います。
真ん中の部分はどうせ見えなくなるので端っこの部分に色が乗っていればOKという判断にしました。
右下にあったHHKBのロゴは見事に消えちゃいましたw。

プレートは雰囲気でいけたんですけど、難しかったのがキーキャップ。

塗料が垂れてしまっているものもいくつかありました。

調べると棒などを使って塗装している方が多かったので参考にしてやってみたら案外うまくいきました。

針金の先っぽをU字に曲げてキーキャップがハマるようにして、発泡スチロールに刺して塗装をする方法です。
正面から吹いて、反対から吹いて、両脇が微妙だったら刺し直して正面から吹けるようにするのが良さそうでした。

上の画像のように塗料が垂れた原因は、吹きにくい面をムリヤリ塗装したからだと思います。
ムリヤリやると他の場所の塗料が多くなりすぎて垂れやすくなると思います。
面倒でも吹きたい面を正面に向ける
今回の学びでした。


やする

今回は塗装後にもう一度軽くやすりました。
1200番で撫でる程度です。

というのも塗装が下手だったのもあって表面がザラザラしていたからです。

この画像はやすり後です。
それでも表面の凹凸に個体差がありますよね。微妙にツルツルだったり、ザラザラだったりしています。

さらによく見ると一部塗装が剥げている部分も。

やすりに失敗して下地が出てきてしまっている部分もあります。
雑に扱って落としたり角にぶつけて剥げたりもしました。

気が向いたらもう一回塗りたいと思います。

画像

完成後の画像をいくつか載せておきます。



まとめ

HHKBを白く塗ってみました。
スプレー塗装が初めての素人でも案外うまくいきました。
次やったらもっと上手く出来ると思える学びも多かったです。


反省とか思うところ

爪を立ててタイピングする人は速攻で塗装が剥げると思います。
そういう方はキーキャップについてはアリエクとかでHHKBプロファイルで白いキーキャップを探した方が良いかもしれません。

そういう意味でキーボードの塗装は課題が多いと思いました。
トップコートとかを重ね吹きすれば少しはマシになるかもですけど、根本解決ではないんですよね。

水性と油性のどっちが良いかも良く分かっていないです。


転売ヤーのはなし

この強い言葉を使った方がアクセスが稼げるかなくらいの意味でタイトルを付けています。
私の本音としては「転売ヤーやその行為に興味が無い」です。

転売ヤーのせいで気分が悪くなってる人が多いのも分かりますし、やるべきことでは無いと思うんです。
でも、法律で許される範囲の行動であれば自由だと思うんですよね。もちろん許せないという考えも自由です。
なんなら、「法律で許されなくとも個人の行動は禁止する事は出来ない」ので捕まる覚悟があればなんでも出来ます。

私は遵法精神の高い方だと自負していますが、相手がそうとは限らない事を知っています。
なので、どうしても許せない方は署名運動とかデモで世論を作っていくしかないんじゃないのかなと思います。


1個だけ黒いキーキャップ

普通に机の上に一個置き忘れていました。
塗装が終わってから気づいたので黒いままです。

はめてみたら案外アクセントになっていて気に入りました。

どうせならESCとCtrlを未塗装で残しておけば良かったです。下のやつみたいになったんじゃないかと思います。


さいごに

HHKBの塗装を考えていた方にだけぶっ刺されば本望です。

それ以外の方でも楽しんで頂ければ嬉しいです。
次のキーボードの記事も組み立てとかじゃない少し外した小ネタ記事になると思うので良かったらフォローオネシャス!

最後まで読んで頂きありがとうございました!


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