習慣にしていること
自動車との付き合いって、なんだか不思議なのです。
愛車なんて言葉があるように、モノでありながらペットみたいな独特な感じもします。手がかかれば、かかるほどに、なんだか生き物っぽさも感じるのです。
毎日、ガレージで僕がする事はボンネットを開けてオイルの色と残量のチェック、足りないオイルを入れる事。
朝のコーヒーを飲ませるようにオイルを入れて、ミニのご機嫌をとります。
ヨーロッパ車のエンジンは日本車と違い鍛造、鋳造パーツの使い所が絶妙です。
日本車と比べて、エンジンの中で鉄粉が発生しにくい構造となっているので、「オイル交換サイクルは1万5千キロごと!」なんてマニュアルに得意げに記載されています。実際にはオイルを燃やす構造になっているので、そんなに乗るなんて事は不可能何ですが、何とも心強い事です。
なのでヨーロッパ車に乗っている人のほとんどが、ガレージにオイル缶をストックしていて、長距離ドライブから帰ってくる度にオイルの状態を見ていたりするのです。
搭載されているコンピューターでオイル交換時期やオイル警告も教えてくれるので便利なのですが、エンジンブレーキを多用したり、スポーツモードで高回転側を使って走ると猛烈にオイルが燃焼されているので目視が一番だったりします。
ちなみにパンクの時も即座に教えてくれます。タイヤの空気圧が変わっただけでも教えてくれるので長距離移動派には助かります。本当のパンク時には、あと何キロ走行出来るか?という情報もタコメーター内に表示してくれるので、本当に助かります。タイヤショップでパンク保険に加入して入れば自走でショップに辿り着けますよ。
昨今はエンジンのダウンサイジングとハイパワー化の関係で各社直噴エンジンが主流なのですが、まだまだ完成度が高い訳では無いので、エンジン内部のカーボン蓄積問題も抱えていたりします。
なのでガソリン添加剤も定期的に与えていたりします。
各社色々と出ていますがワコーズやシュアラスターが個人的には良い感じです。
youtubeなんかでガソリン添加剤に効果が無い。なんてアップしているのを時々見ますが、至れり尽せりで手がかからない国産車を短期間しか乗らないのであれば、確かに必要は無いのかも知れません。が、ヨーロッパ車の直噴エンジンと長く付き合うには必須のアイテムです。ミニでは純正品としてガソリン添加剤をオリジナル開発して販売している程ですから、効果というよりも必須のケミカル用品です。今までガソリン添加剤なんて入れた事が無い。というオーナーは満給油5回に1回は入れる事をオススメします。
カーボンが蓄積してエンジントラブルを起こす前に、カーボン蓄積量を減らす事が添加剤の大事な効果です。マフラーの出口を確認して煤が大量に出ているようならエアフィルターやプラグ交換、ガソリン添加剤の投入を検討すべきでしょう。
ブレーキパッドのダストも、ヨーロッパ車は国産車と比べると大量に出ます。かなりオイル成分の濃いダストなのでヨゴレ取りも大変なのです。ブレーキパッド交換の時は純正以外も選択肢に入れた方が良いと思います。
国内の走行においてオーバースペックなブレーキパッドの作りなので、ディスクへの攻撃性も大きいです。まぁ、その分、制動力は素敵なのですが、、。僕は社外のパッドに変更しました。
車との付き合い方って人それぞれなのですが、気に入った車を長く乗りたいな。なんて、もしも考えているなら、ガレージにいる時間を増やす事をオススメします。人任せでは無く、自分で車の状態を確認する習慣。
好きな人に何かプレゼントするみたいに、クルマに何かしてあげるって、案外楽しい事ですよ。
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