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ここに君がいてくれたら、どんな写真になるんだろう。

ポートレート撮影で使いたいなぁ、なんてロケハンをしている場所たちです。札幌市内近郊で気になる場所、気に入っている場所をアップしてみました。時間がある時に写真は追加して行こうと考えています。

ラフにiphoneで撮っている写真が多いですが、雰囲気だけ伝わればと思ってます。まぁ自分用のメモがわりに記事を書いています。

ここで、どんな感じのが撮れるの?という一つのサンプルとして、その場所で撮影したポートレートも何枚かアップしてみました。

バックストリート&グラフィティ

これ系の背景はノンストロボで撮ると普通になりがちなので、シャッタースピードを上げつつISOはベタ下げ、被写体にライティングをする事によって背景とメイン被写体を分離する感じで撮っています。ハイスピードシンクロをする事でメリハリが付きますし、普通に自然光で撮ると誰でも撮れる写真になってしまうので、僕の場合は極力ストロボを使って光源の位置を変えて雰囲気を作ってます。トタンの質感や塗料の感じもパンチが出て好きなんですよね。

街の空気とか時代の雰囲気を閉じ込めるには、バックストリートは良いと思います。薄汚れた雰囲気とキメた人物は相性が良いんじゃないかな?と個人的には考えています。

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モデル:青木由宇さん

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モデル:EMMAさん

この写真も普通に見えるんですが、ソフトボックスで光を作っています。背景の光もライティングの光です。現実に無い光を作り出すのも写真には大事な事です。そして、見た人が気づかない程さりげない事が大事だと思います

よく撮影のhow to的なブログで自然光が最高だ!なんて記事が多いのですが、正しくもあり正しくも無いのです。結果オーライな事も重要ですが、そんな記事を書いている人は自然光で撮った写真と、ライティングして撮った写真、二つを比べてから記事を書いているのかなぁ?撮影する時間帯を変えたり,自然光をディフューズさせたり、理想の光になるように自然光の調整をトライしているのかな?実際は、ただ撮った瞬間の自然光で撮ったのみで、様々な選択肢をトライもしないで、これがベストです!なんて紹介している記事は信頼すべきでは無いと僕は思うのです。

色々な光を使って試す事は重要です。イイね欲しさに刹那的な撮影を繰り返す事は自己満足になっても経験の積み重ねにはなりません。何事も試す事が大事だと思うのです。同じ場所でも時間で光は変化して違った表情を見せてくれるものです。昼間メインで行動する人は、同じ場所に朝や夜も行ってみましょう。新しい発見があるはずです。

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モデルを配置したイメージを持ってロケハンをするのも大事です。カメラの角度や高さなども色々と試してロケハンする事が大事です。撮影する時間帯の人通りなど、下調べも大事なミッションです。太陽の向きも大事です。自然光で撮るのが最高だ!と言う割に太陽の向きや撮影時の太陽の位置を考えないのは良く無いと思うのです。

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背景としての街並みだけではなくて、風景の中にモデルが溶け込むイメージなども想像しながらロケハンします。こんな感じの風景の中、歩いて横切ってもらいたいんです。買い物帰り風とか会社帰り風とか、楽しいとか悲しいとか心の感じはモデルさんと打ち合わせしたり、その場の勢いだったりです。

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ポートレート撮影の前にロケハンした写真を見てもらって、それから、どんな感じで、どの位置に立ちましょうか?なんて打ち合わせをすると撮影が楽です。背景の方に露出を合わせて、モデルにはライティングした光を当てる感じです。自然光だけだと誰でも撮れる写真になっちゃいがちなのでツマラナイのです。それにモデルの立ち位置や顔の角度によっては、顔の影がイマイチな事が多いのでライティングは必要な事だと思います。

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モデル:木歩さん

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モデル:青木由宇さん

こちらは思い切り昼に撮ってます。ライティングする事で夜っぽいイメージが昼間に撮れます。昼でも暗いビルとビルの間の撮影において自然光最高!な考え方だけでは撮れないシチュエーションも存在するのです。そして光を操る事が出来るだけで表現の幅が広がるのです。

自然光だけではポートレートで使える場所と使えない場所があります。ロケハンの時はモデルを配置した際に発生する光量不足なども考慮しながら調べると良いと思います。

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モデル:青木由宇さん

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落書き壁は、いつの日か無くなる儚いアートだと思うので、可能な限り背景にして撮ってみたいなぁ。落書きされちゃうくらいだから建物ごと取り壊されちゃう日も近いんだろうなぁ。いつか消える儚いアート達を背景にポートレートを撮るのも良いと思います。

北海道大学

ほんの少し散歩するだけでも、ポートレートの背景に良い感じの場所が多くて好きなんですが、未だに北大の中で撮影した事はありません。いつの日か撮ってみたいなぁ。ストロボ持ち込むのはマナー上、良くないので自然光で撮ろうと考えています。背景をキチンと決めてから被写体を設置するイメージなので、普段のラフな撮り方と真逆の予定です。

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石山緑地

不思議なオブジェや北海道の風景をミニチュア化した空間が多いので、撮影には便利なのかな?と思いつつ、ここでも撮った事は無いです。せっかくの広めの空間なので背景を大きめにした写真の方が良いかな?なんて思っています。寄りのポートレートを撮っている写真を見る機会が多いので、天邪鬼な僕は引き気味で撮ると思います。北海道らしい雰囲気の木々たちが多いので案外、遠くに行くよりも便利に色々なパターンの背景が撮れる場所だと思います。

僕は、ここでポートレート撮影をしたことが無いのですがチャンスがあれば撮ってみたい場所です。

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石狩灯台

秋の夕日とススキの中でポートレートが撮りたいなぁ、なんて考えているのですが撮っていません。ストロボ使わないと厳しいですね。カラーフィルターを使わないとモデルだけが白く照らされた感じになると思うので、夕日に近い色でストロボを使うと思います。

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小樽

小樽は歴史ある美しい建物と、朽ち果てた建物たちのコントラストが面白い街です。旅感もあり生活感もあり非現実感もある不思議な街です。草たちを纏った古い建物は、四季を感じさせてくれるので背景として良いと思うのです。海、運河、古い建物、小樽は素敵な撮影スポットだと思います。

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モデル:木歩さん

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ここは本当に幻想的で素敵な場所です。ランプの灯越しに撮るポートレートは独特な感じになります。

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夜の小樽運河も素敵なのです。ストロボやLEDなどを使って撮るとイイ感じになるので事前の準備が大事です。

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ヨットハーバーも良い感じです。どこか物憂げな雰囲気の風景が余計に素敵なのです。

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古い倉庫に無理やり付けられた古いメーターたちも背景に良いと思います。

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古い歴史のある街の裏通りは、素敵に齢を重ねたテクスチャに溢れています。背景にピッタリなのです。

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モデル:ひなた日姫さん

何気なく見る錆びたトタンが好きです。ランダムな錆びや色のパターンと人物の相性は良いと思うのです。

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良い感じのサビとパターンが、なんとも言えない雰囲気を持っています。ストロボ無しの自然光だけでも、良い感じに撮れるのですが次回はストロボを使って撮ろうと計画中です。

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モデル:ひなた日姫さん

自然光だけでラフに撮ったので次回はライティングして撮りたいなぁ。

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季節のイベントだけ出会える風景もあります。なので、チャンスがあれば、その特別な景色も撮りたい気持ちになってしまいます。

特別な時間や季節、特別な気持ちを閉じ込めるのも写真の魅力なのかも知れません。

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モデル:ひなた日姫さん

旅のスナップ的な雰囲気で撮ってみました。観光地は人が多いので土日を避けて平日に撮影です。チャレンジする回数も1回でオーケーテイクを撮るようにして他の人たちの迷惑にならないようにしましょう

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古い商店街も味わいがあって好きです。

小樽旧日本郵船

素敵な建物なのです。柔らかな光が溢れる廊下や室内の壁紙が素敵です。現在修理中なので工事が終わったら是非ポートレートで使いたい場所です。

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積丹海岸

海でのポートレート撮影なら積丹の青をバックに撮りたいですよね。抜群の透明度が素敵です。ウェディングの前撮りなんかでも使うのですが、巨大な岩に乗り雄大な海と空を背景にしたポートレートは素敵なのです。海に足まで入っちゃうのもアリです。

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