サッカー歴をざっと
それなりに長いことサッカーをやってきて、20歳を越えたあたりからよく言われるようになったのは、「ずっと一つのことを続けるってすごいよね」とか「夢中になれることがあるって良いね」みたいなこと。
言われた方はまったくピンと来ていない。
ただ楽しいからやっているだけで、好きなことを好きなようにやっているだけ。実力も実績も無いのに、何がすごいのか、なぜ褒められるのか。
こんなに楽しいことが目の前に存在し続けているのに、夢中にならない方がおかしいと思う。
とは言うものの、価値観が人それぞれなのはわかってる。
別にサッカーの楽しさを他人に押し付けるつもりは無いので、どうか警戒しないでいただきたい。普及には携わっていきたいけど、押し付けはするのもされるのも嫌いなので。
さて、サッカー歴について語る前に、サッカーと自分との関係性を表す2つの言葉を。
まずは1つ目。
「女は裏切るけどサッカーは裏切らない」
サッカーの素晴らしさを人に伝えるときによく使う表現。
今の時代、不適切な表現と言われてしまうのかもしれないけど、当然ながら決して性差別的な意図はない。
サッカーはどんなに愛しても「重い」とか「鬱陶しい」とか言わないし、どこかへ去って行ってしまうことも無い。去らずにただずっとそこにいてくれることがどれだけありがたいことか、恋人や大切な人に去られた経験がある人ならわかってもらえるのではないでしょうか。
ちなみに私は「重い」とか「鬱陶しい」とかいう理由で女性に逃げられたことはありません。どうやら自分という人間には、それ以前の問題が山積みらしい。
続いて2つ目。
これは高校時代、チームメイトによく言われていたこと。
「おまえ、サッカーのこと大好きなのに
サッカーに愛されてないな」
こうやって文字に起こすとそこそこひどいこと言われてるなぁと思うけど、ショックとかは一切無かった。言われる前から本当にその通りだと思っていた。
足も遅いし体も小さいし、実力も才能も無ければ運も無い。
でも、それでも良いと思ってる。自分はサッカーが大好きだし、サッカーもそれを嫌がっていないのだから(多分)。
どれだけサッカーを愛し、どれだけ愛されないままサッカーを続けてきたのか、これまでのサッカー歴をできるだけ丁寧に思い出し、振り返ることで確認してみたいと思う。
前置きが長くなりました。
一つ一つ書いていくとキリが無いので、とりあえず今回は全体像をざっと。
詳しいことはまたゆっくり書いていきます。
?歳
サッカーと出会う。
よく覚えてないので「?歳」になってます。
詳しくはまた今度。
小学校3年生
引越し。サッカーが生活の中心に。
小学校4-5年生
チーム状況が変化。最初の暗黒時代。
試合に勝った記憶がほとんど無い。
試合以外の記憶もほとんど無い。
小学校6年生
いろんな偶然が重なって一気に強豪チームに。
都大会出場を果たす。これが自分のサッカー人生における最高到達点。
少年団の他にスクールにも通う。
初めて選抜チームというものに選ばれ、小さな挫折を味わう。
進路決めのセレクションで落ちまくり、それなりにヘコむ。
中学校1年生(4月〜8月)
某Jリーグチームの下部組織(支部)に入団。暗黒時代。30人近いチームの中で、一番下手だったところから3ヶ月ほどでポジションを勝ち取る。途端にサッカーがつまらなくなり退団。本格的にプロを諦める。
中学校1年生9月〜中学校3年生
クラブチームを退団し、中学校の部活に所属。選手としてはもったいない時間を過ごす。
練習中、先輩相手に股抜きしたら怖い先輩たちに呼び出されて怒られる。世渡りスキルの低さを露呈。
2年生のときに膝の怪我が発覚。膝との長きに渡る戦いが幕を開ける。
高校生
都立高校サッカー部に所属。
小学生の頃から憧れていた選手権出場をしっかり逃す。というか都大会出場すら叶わず。というか地区予選初戦敗退。身の程を知る。
生き残るために個性を磨いた3年間。
大学生
部活か、サークルか、迷いに迷った挙句、膝の痛みを理由に強引に自分を納得させて、競技サッカーを諦めサッカーサークルに加入。
楽しくサッカーをしながら、地元の少年団で指導に携わる。コーチとして挫折しまくる。
フットサルコートでのアルバイトもしつつ、週10回ほどボールを蹴る生活。サッカーを本質的に理解しようと必死に学んだ4年間。
社会人1〜2年目
教え子に触発され、コーチから選手へと復帰することを決意。東京都3部リーグでプレー。実力不足なのになぜか監督の信頼を得て試合に出れちゃうという特殊能力を発揮。プチ暗黒時代。
社会人3年目〜
東京都2部リーグ昇格を機に、都内某区リーグチームへ移籍。人生初のキャプテンも経験。ここでも自分のポジションを守る(なぜか試合に出続ける)特殊能力を存分に発揮。
現所属チームの解散を1年後に控え、サッカーとの距離感を考える今日この頃。
きっとまだしばらくサッカー人生は続く。
振り返って改めて感じたのは、ちゃんとサッカーを教わったことがほとんど無いということ。
まだまだ伸びしろだらけってことかな。
次回以降、もう少し詳しく振り返っていこうと思います。
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