わっちゃん体験談 #大雪 #積雪99センチ #軽井沢町の防災 #子育て真っ最中
生活クラブ軽井沢防災チームです。
このnoteでは、「大雪」のわっちゃん(ペンネーム)が体験した2014年2月朝起きたら「99センチの積雪」の大雪について綴っていきます。
【当時の状況】
-では、当時の状況を教えてください。
2月14日金曜日、朝起きたら「99センチの積雪」でした。雪予報はあったけど、そこまで降るという予報はなかったように思います。最低気温 は−8度から-11度ぐらい。
3日間封鎖、碓井バイパス4日間封鎖の後解除
国道18号は15日の昼過ぎに通れるようになりました。
-その時の、ご家族の状況を教えてください。
当時私は(わっちゃん) 35歳、長男4歳、長女 1歳 。
夫は東京からの帰り(車)で群馬県で渋滞になってしまいました。
地区:馬取
家の前は勾配のきつい坂です。車は4駆。
近隣:お隣に高齢の女性が1名住んでいらっしゃいます。
【困ったこと】
-当時を振り返って、困ったこと、どんなことがありましたか?
駐車場のカーポートの除雪をしたかったのですが(車が出せないから)、脚立が大雪のためすぐに出せるところには無く困りました。
停電しそうとのことだったので、そこから停電対策を始めました。
*お風呂に水を貯める。
*キャンプ道具を集める。(火を付けたり、ご飯を作ったりできるので)
除雪車が来るようになってからは、除雪された雪がまた重なり、雪の置き場所がなくなりました。
【ご飯、どうしてました?】
私が備蓄タイプだったので、1週間ぐらいは大丈夫な用意は日常的にしていました。移動できるようになってから、コンビニに行ってみましたが、品薄でしたし、暖を取れるものから中心になくなっていました。
バイパスに車がずっとスタックしていたので、ツルヤへ届く物流が止まってしまったと聞きました。ツルヤもほとんど食品は売り切れていたようです。
わっちゃんの備蓄食品
【子どもの様子はどうでしたか?】
めっちゃテンション高くなっていました(笑)。
私はとにかく疲労困憊だったので、一緒に遊べる余裕はなかったです。雪遊びもしていません。
運よく停電はしなかったので、子どもには映画など見せて落ち着かせていました。
【軽井沢町の様子】
-軽井沢は、どんな様子でしたか?
大雪は軽井沢全体であり、追分などでは炊き出しもされていたと聞いています。軽井沢の大雪が一番ひどかったようです。大雪になってすぐに、facebookで有志の方たちのグループが立ち上がり、情報共有が素晴らしかったと聞いています。
また、区の人たちがゴミ集積場や国道沿いを熱心に雪かきしてくださっていたのが有難かったです。当時は子ども小さく、なかなか手伝いに行くことができなかったので。
【そこから動いたこと】
-わっちゃんが、この経験から動いたことを教えてください。
近隣の方、比較的近くに住む友人とのコミュニティを確立しておくのが大切だと思い、心がけています。少しでも何かあると「大丈夫?停電とかない?」などの連絡をし合えてます。
また、元々キャンプが好きだったのですが、キャンプ用品がいざという場合にとても使えることが分かったので、防災用品としても増やして行っています。ソーラーパネルで充電できるもの、バッテリーなどはその後購入して、キャンプ時にも活躍していますね。
【これは言いたい!】
-今、振り返ってみて思われることはありますか?
大雪が降ったら、「家から車で出ない。」が基本かな、と思います。自分の車がスタックしたら、救急車なども通れないかもしれないからです。
車のガソリン、床暖房、補給オイルなどは半分ので満タンにしておこうと思います。
また、薪棚までの導線を日頃からしっかり作っておこうと。
キャンプ用品は、本当に使えますので、買うだけでなく日頃から少しずつ使い慣れておくのもおすすめです。ライターやマッチなど、すぐに火が付くものも常備するようにしてください。軽井沢の冬は暖を取ることが大切だと思いますので。
-わっちゃん、もう7年以上も前の話にも関わらず、色々と思い出してお話してくれてありがとうございました。わっちゃんの備蓄タイプ、キャンプ好きが、小さなお子さんの家庭、そしてご主人も不在だったのにも関わらず、身を助けたんでしょうね。
生活クラブでも防災用品(回転備蓄)が購入できます。気になる方はぜひどうぞ。
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【体験談を聞いて】
わっちゃんと同じ歳の子どもがいるので、雪への溢れんばかりの興味を持っている子どもたちとの過ごし方など、参考になることばかりでした。
私は備蓄派ですとは言い切れないタイプですが、さすがにそうは言ってられないぞと思い始め、回転備蓄を始めています。(初心者すぎるため、主にうどんや米から。回転備蓄もできるだけ添加物無くしておきたいなと物色中です)
家も電気で熱源を取っているため、そろそろ灯油ストーブを準備しつつ、身も心も暖かくして、この町のなが〜い冬を越えていきたいと思います!わっちゃん、ありがとうございました!
(さっちゃん)
【もし大雪と配達日が重なったら・・・】
生活クラブでは、有事の場合、支部委員から緊急連絡網(電話)を使用して配送の有無などの連絡が班長に入ります。班員さんは班長からの連絡をお待ちください。緊急連絡網は年度ごとに更新されますので、ご注意ください。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。軽井沢町に長く住んでいる方も、最近住み始めた方にも、必要な方に良い形で伝わっていきますように。
なお、あくまで個人的な体験に基づき、1つ1つ丁寧に綴っていくアーカイブです。本アーカイブプロジェクトの無断転載はご遠慮ください。ご理解に感謝します。
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語り手&Special Thanks:わっちゃん
聞き手:生活クラブ軽井沢防災チーム
All credit:生活クラブ軽井沢防災チーム
いただいたサポートは、アーカイブプロジェクトの活動費とさせていただきます。ありがとうございます!