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ヨーロッパ文化教養講座(「DOCあすへのカルテ」S1 E14 鑑賞記)

2023/02/12
「DOCあすへのカルテ」シリーズ1もいよいよ残り3話となった。

1.患者が内科病棟に運ばれ最初は原因不明だが、最終的に原因が判明するパターンについて
今回は患者は、2人。

1)前回で退場したと思った、ロレンツォの元カノ、キアラが、患者として登場。
B&Bを兼ねた自宅で気絶しているのを発見され、(たまたま)ロレンツォの病院へ搬送される。
->ここで、初めてこの病院の名前がミラノの守護聖人であるアンブロージョ (Ambrogio)病院であることに気がついた。

キアラからは、コカインの反応が出るが、ロレンツォは、キアラがコカインを摂取したのではなく、運び屋として、体内にコカインを隠していたところ袋が破れて急性のコカイン中毒反応がでたことを突き止める。

キアラの体調は戻らず、ロレンツォは、キアラは麻薬中毒の離脱症状でこうなったと思い込むが、アンドレア・ファンティは、「神の手」のような、触診で、キアラの肝臓が痛んでいることを突き止め、最終的に、ウィルソン病であることを突き止める。

2)他の病院が手に負えないため、こどもたちにギターを教えている若い男性患者が転送される。
母親は、息子のギターの生徒から髄膜炎を移されたと言うが、検査の結果、髄膜炎ではなく、ジュリアは、細菌やウィルスの可能性を探るが全て、検査で否定される。

ギター教師の容態は悪化の一歩であり、ジュリアは、残る可能性として脳を食べるアメーバと呼ばれるナエグレリア・フォウレリという寄生虫が原因であれば、極めて危険であるが、ためす治療があると母親に言う。
母親の同意を得て、ジュリアは、低体温治療を行い成功する。

母親は、ジュリアとアンドレアに、息子の過干渉して口論になり、1年以上会っていないことを話し、愛情を伝えることがいかに大切かを身にしみて感じながら、彼らに感謝する。

2.アンドレア・ファンティに少しずつ記憶が戻ってきて、元妻アニェーゼと喪失前の恋人ジュリアの三角関係が変化してくることについて

アニェーゼは、相変わらずジュリアに嫉妬していて、精神科医のエンリコ・サンドリにカフェテリアで2人が付き合っていることを知っていたか訪ねる。エンリコがYESというと、ジュリアは、露骨にエンリコに院長権限で意地悪(予算を出さない)をする。

3.その他

1)アンドレアはマルコとイレーネに、医療ミスの原因になった、サトナールの研究について話す。再計算の結果、サトナールの副作用による死亡率が発表された論文よりも高いことがわかったので、試験をやり直すよう製薬会社に警告することを提案する。アンドレアは、イレーネがこの製薬会社の幹部だということは知らないようだ。

イレーネは、マルコにアンドレアを嵌めないと自分達が破滅するといい、
マルコは、アンドレアに追い出された、研修医ダリオ・コローラを思い出し、彼を使うことをイレーネに提案する。

2)アルバは、リッカルドが、実家を出て、2人でアパートを借りる話をしているのを聞き、てっきり、前回リッカルドが振ったマリアと2人で暮らすのだと勘違し、落ち込む。

しかし、ギター教師の母親の「愛情を伝えることがいかに大切か」という言葉で、意を決し、リッカルドへ愛していることを伝えた。
アルバとリッカルドは、熱いキスした。

3)ガブリエルは、エリーザと付き合うことを決意し、エチオピアの仲間へ支援金は返還することと、いいなずけとは結婚しないこと、エチオピアへは帰らないことを告げる。
しかし、エチオピアの仲間は、いいなずけとの結婚や支援金のことより、ガブリエルが故郷の町を出発するときの、気持ちを思い出すように強く諫める。
ガブリエルは、そのことに苦しむのであった。

コメントと感想:
1.じれったいほど待たされた、アルバとリッカルドの恋が成就して、嬉しかった。

2.ガブリエルの苦しみは、本当に可哀想だと思う。
最終的には、エチオピアへ帰ることになるかもしれない。
そうすると、今度はエリーザが可哀想だ。

3.アニェーゼのジュリアに対する嫉妬は、深刻に見えなくなってきて、コメディっぽくなってきた。

4.マルコがただのヘタレだということがわかったので、真の悪党は、今のところエレーナだけである。
治験データの書き換えは、ほとんど犯罪なので、あと、2回は、アンドレア・ファンティを嵌めることに成功したかに見えたが、最終的に正義がかって、マルコとエリーナが退場するパターンかもしれない。


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