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ヨーロッパ文化教養講座(2023年8月26日 関朋岳 ヴァイオリンリサイタル 鑑賞記)

2023/08/28
神尾真由子さんの弟子が、リサイタルをするというので、上野まで行った。
ちょうど、国立西洋美術館が無料開放日だったので、開演までゆっくりと絵画も鑑賞できて、良い1日だった。

日時:2023年8月26日(土) 開場:13時半 開演:14時
会場:東京文化会館 小ホール
ヴァイオリン:関朋岳
ピアノ:佐川 和冴(⑤を除く)

ゲスト:
③原 宗史(チェロ)

⑤遠藤 香奈子(ヴァイオリン)The4PlayersTokyo メンバー
⑤村松 龍(ヴィオラ )
⑤荒井 結(チェロ)

プログラム:
①クライスラー: コレルリの主題による変奏曲
②バルトーク: ルーマニア民族舞曲 
③ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 Op. 1, No. 1 より
 第2、第4楽章
④サン=サーンス: 序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op. 28
休憩

⑤ドビュッシー: 弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 10
⑥チャイコフスキー: 懐かしい土地の思い出より
 第2曲 スケルツォ Scherzo
 第3曲 メロディ Mélodie
⑦ショーソン: ポエム
アンコール:
⑧フランク: ヴァイオリン・ソナタ 第4楽章

コメントと感想:
1.1998年生まれの若い関朋岳さんの演奏会
神尾真由子さんの弟子ということ、
遠藤香奈子さんが出演するということで、観に行った。

会場は空席が目立ったが、観客が直接演奏者の知り合いが多いようで、
和気あいあいとした雰囲気があった。

2.①、②は、緊張からか音が固いところもあったが、③の三重奏曲で、椅子に座って弾けて落ち着いたのか、徐々に油が載ってきたように思った。
後半の出だし⑤は、ゲストの先輩奏者の中で、いい音で第1ヴァイオリンを弾きこなし、⑥、⑦で観客の心を掴んだ。
アンコールは、⑧の超名曲フランクのソナタの最終楽章で、涙が出た。
東京文化会館の小ホールは、壁がコンクリートむき出しなのに、残響が少ないホールだと思った。

3.名曲と名演奏で感動したコンサート。
若さに溢れた演奏で、これからも活躍するだろうと思った。
また、共演のピアニスト佐川和冴さんも良い音を出すピアニストだと思った。

4.期近では、10月にバルトーク・コンクールに出場するとのことで、是非優勝してもらいたいと思った。

->2023/09/13 追伸 本人のTwitterより、第2位受賞とのことです。
おめでとう!

【ご報告】
Bartók World Competition 2023にて第2位と2つの特別賞を受賞しました✨💐
1位を本気で狙っていたので悔しさはありますが、25歳にして国際コンクール初ファイナル&初入賞、一歩ずつちゃんと前進できていたんだなと実感でき本当に嬉しいです。

5.余談ではあるが、小生の席の近くに、遠藤香奈子さんによく似ている女性が一人で座って聴いていた。もしかしたら、ピアニストの妹さんかなと思った。(未確認)



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