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ヨーロッパ文化教養講座(2023年12月15日 ゲルハルト・オピッツ リサイタル鑑賞記)

2023/12/21
前々日のツィメルマン先生に続いて、オピッツ先生のピアノを初めて生で聴いた。

公演名:ゲルハルト・オピッツ(p) シューベルトとリスト 詩的なものへの憧憬とその軌跡
日時:2023/12/15(金) 開場:18時15分 開演:19時
会場名:東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル 
座席位置:前から11列目 舞台に向かって左側

プログラム:
1)シューベルト:ピアノソナタ第15番ハ長調 D840「レリーク」(未完)
2)シューベルト:さすらい人幻想曲 ハ長調 D760
休憩:
3)リスト:バラード第2番ロ短調
4)リスト:巡礼の年 第2年「イタリア」より「ペトラルカの3つのソネット」
5)リスト:バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、慄き」の主題による変奏曲
アンコール:
6)リスト:愛の夢 第3番

コメントと感想:

1.オペラシティのコンサートホールは、座席位置によって音にばらつきがある印象があり(今までに聴いた演奏がそうだったので)、今回もその点を憂慮していた。

2.今回は、音の響きも良く、オピッツ先生の弾いている姿も、指づかいもハッキリ見えた。
また、周りの観客も前々日のツィメルマン先生のときと違って、静かに集中して聴いていたので、小生も集中力が保つことができた。
小生の座席の周りはピアノ教室の先生とそのグループが何組もいたようだった。

3.オピッツ先生の演奏は、初めて生でみたが、とても丁寧に一音一音を確かめるように弾いているのが印象的だった。

4.また、登場する姿も、観客の拍手に答える姿も、丁寧で優しさに溢れていて、とても好印象だった。

5.演奏は、特に前半のシューベルトが小生の好みだった。アップルミュージックに、オピッツ先生のシューベルトの作品集があったので、しばらくは、運転中のBGMにしようと思う。

6.前々日のサントリーホールのツィメルマン先生と同じような席で、同じように良い演奏だったのに、
ツィメルマン先生は、18,000円でほぼ満員。
オピッツ先生は、6,500円で7割程度の入り。
この違いは何だろうと考えさせられた。

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