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ヨーロッパ文化教養講座(2003年 アメリカ映画「めぐりあう時間たち」鑑賞記)

2023/12/28
2003年ニコール・キッドマンがアカデミー賞の主演女優賞を受賞した作品。20年前の映画がWOWWOWで放送されたのは、今年の2月に、MET(メトロポリタン・オペラ)でオペラ化されたからだと思われる。

バージニア・ウルフの名作小説「ダロウェイ夫人」をモチーフに、異なる時代に生きる3人の女性がそれぞれ迎える運命の1日を描いた文芸ドラマ。

「リトル・ダンサー」のスティーブン・ダルドリー監督がマイケル・カニンガムの同名小説を原作にメガホンをとり、ニコール・キッドマン、メリル・ストリープ、ジュリアン・ムーアが主人公の3人の女性を演じた。

1923年、心の病を抱えロンドン郊外で療養生活を送る作家バージニア・ウルフは、新作「ダロウェイ夫人」の執筆を進めていた。

1951年、ロサンゼルスで暮らす妊娠中の主婦ローラは、理想の妻や母親であることに疲れ果ててしまう。

2001年、ニューヨークの編集者クラリッサは、余命わずかな友人の作家リチャードのためにパーティを開こうとする。

キッドマンが特殊メイク姿でウルフを熱演し、2003年・第75回アカデミー賞で主演女優賞を受賞。第53回ベルリン国際映画祭では主演3人が銀熊賞(女優賞)に輝いた。

2002年製作/115分/アメリカ
原題:The Hours
配給:アスミック・エース、松竹
劇場公開日:2003年5月17日

映画.com

コメントと感想:

1.この映画は、以前途中で話がわからなくなって挫折したことがある。
今回も最後の方まで、良く意味が解らなかった。いや、見終わった後も解ったという気はしない。

2.たぶんモチーフとなった「ダロウェイ夫人」を読まないと解らないのだろうとは思いつつ、最後まで見通せたのは、やはり、3人の大女優にカリスマがあるからだろう。

3.3人とも、もちろん美しい女優であるが、全体の雰囲気に特徴があり、存在感が半端ない。そこが、モデルとの違いなのだろう。ジュリアン・ムーアも、どの映画でも、松阪慶子に似ているなと思ってしまうが、ジュリアン・ムーアも松阪慶子もスター女優となるオーラがあるからだろうなと思った。

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