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ヨーロッパ文化教養講座(フランス映画「ジャネット」録画鑑賞記)
2023/07/16
「ユマニテ」「フランドル」などで知られるフランスの鬼才ブリュノ・デュモンが、これまで数々の名匠が映画化してきた15世紀フランスの愛国的英雄ジャンヌ・ダルクを題材に撮りあげた2部作の第1部。
カトリックの詩人・思想家シャルル・ペギーの詩劇をもとに、ジャンヌ・ダルクの幼年時代を奇想天外な歴史音楽劇として描く。
フランスとイギリスによる百年戦争真っただ中の1425年。フランスの小さな村ドンレミで羊の世話をして暮らす幼い少女ジャネットは友人オーヴィエットに、イギリスによって引き起こされた耐え難い苦しみを打ち明ける。修道女ジェルヴェーズは思い悩むジャネットを諭そうとするが、ジャネットは神の声を聴き、フランスを救うため自ら武器を取ることを決意する。
ロケ地周辺で見いだされた当時8歳の少女リーズ・ルプラ・プリュドムが主演を務めた。ブラックメタルやバロック音楽、ブレイクコアなどの要素を取り込んだユニークなサウンドで活躍する異才Igorrrが音楽を担当。
2017年製作/106分/フランス
原題:Jeannette, l'enfance de Jeanne d'Arc
配給:ユーロスペース
コメントと感想:
1.ジャンヌ・ダルクが神の啓示を得て、オルレアンへ向かうという歴史物語かと思ってみたが、神への願い・賛美・非難をプログレッシブロック風の音楽をバックに、素人の少女が歌い踊るという、とても「芸術的」な映画だった。
2.2部作とのことだが、多分第2部は見ないだろう。
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