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ヨーロッパ文化教養講座(「NHKクラシック倶楽部」 2つのショパン ピアノ・ソナタ第3番 録画鑑賞記)
2023/03/15
反田恭平君とユリアンナ・アヴデーエワのショパンの最高傑作の一つと言われる、ピアノ・ソナタ第3番の演奏を「NHKクラシック倶楽部」で再々?放送していた。
ショパンは、1810年生まれ、1849年に39才の若さで死去。
ピアノソナタ第3番 ロ短調 作品58は、1844年作曲なので、34才のときの作品。
ショパンのピアノ曲の中でも、小生が1番好きと言っても良い曲だ。
のだめカンタービレの中でも冒頭部分をのだめが弾くシーンがあった。
ちなみに、
作品52は、 バラード第4番 ヘ短調
作品53は、 ポロネーズ 変イ長調「英雄」
作品54は、 スケルツォ第4番 ホ長調
作品60は、「舟歌」
前後に晩年の名曲が揃っている。
1.
反田君の演奏は、2019年1月30日に東京都立川市のCHABOHIBA HALL というところで、収録されたもの。最初にこの番組を見たとき、ピアノのわきに、
白く大きな文字で「FAZIOLI」と書いてあって、初めてこのピアノメーカーの存在を知ったことを思い出した。
コロナ前でショパンコンクールは本来2020年に開催されるはずだったから、ちょうど1年前にポーランドでショパンの曲を集中して研究していた時期だったのだろう。
観客がいないせいか、落ち着いて一音一音確認するかのように弾いていた。第4楽章の盛り上がりがイマイチだなっと思ったのも、無観客の影響かもしれない。
だた、実際のショパンコンクールでは、3番ではなく、2番のソナタを弾いたのは、2番の方がしっくりきたのかもしれない。と思った。
2.アヴデーエアの演奏は、2019年2月19日に東京オペラシティコンサートホールで収録されたもの。こちらは、スタインウェイ。
いつもの黒ずくめの衣装で登場し、ショパンの3番は、緩みもなくダイナミックで聞き惚れる演奏だった。
第4楽章ののりもよく、観客の「ブラボー」も聞こえ、ああ、コロナ前は良かったな。と思ってしまった。
アヴデーエアの生演奏も是非聴きたいなと思う毎日である。
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