ヨーロッパ文化教養講座(クラシックTV 「パワー・オブ・オーケストラ」)
2024/01/02
昨年の1月2日は、(ウィーンフィル ニューイヤーコンサート)の事を書いた。本年も本来はその予定であったが、能登半島の大地震のため、放送がなかった。少しでも被害が少ないことを祈るのみである。
コメントと感想:
1.クラシックTV初めての公開収録に、ベートーヴェンなどの舞台で活躍する、稲垣吾郎氏が登場。指揮も円光寺マエストロ。
2.面白かったコーナー 「有名だけど実は演奏するのがイヤな曲は?」
1)オーボエ奏者にとって
正解は、マスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲の出だし。
弦楽器のとても美しい前奏で盛り上げ、「今か今か」と観客が待っているところに、オーボエが入る。
リードを何度もペロペロして締められ、緊張の極地だそうだ。
YOUTUBEの演奏だと、0:54の辺り。
吉田裕史指揮 ボローニャ歌劇場フィルハーモニー日本公演
2)打楽器奏者にとって
正解は、ラベルのボレロの出だし。
小太鼓の端をピアニッシモで、スタッカートで正確に叩かないと行けない。円光寺マエストロによると、ラベルのボレロは指揮者は何もせず、曲のスタートだけを指示してあとは、オケのメンバーに任せればいいので、逆に楽だとのこと。
アロンドラ・デ・ラ・パーラ指揮 WDR交響楽団
3)オーケストラにとって つまり、円光寺マエストロにとって
正解は、美しき青きドナウ。
テンポの揺れが激しくて、オケの音を合わせるのが大変。
ポイントは、コントラバスに任せることだそうだ。
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