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ヨーロッパ文化教養講座(エンター・ザ・ミュージック 「モーツァルト ハフナー交響曲)

2024/06/08
放送10年目のエンター・ザ・ミュージックで、驚くべきことに、モーツァルトの交響曲を取り上げるのは初めてとのこと。
「目から鱗のようなものが落ちる」ような話ばかりだった。

1.司会のテレビ東京、池谷実悠アナウンサーは、こどものときに9年間ミュージカルを習い、中国語がすきなので、昨年から二胡を習っているとのこと。
2.藤岡マエストロがモーツァルトの交響曲を取り上げないのは、「怖くてしかたがない」からだそうだ。モーツァルトが難しいという話は演奏家からは、良く聞く話。
3.ハフナー交響曲は、ザルツブルク時代に親しかったハフナー家が、貴族に昇格?するお祝いに6楽章のセレナードとして贈った曲を再構築して、交響曲にしたという説明が、新井鴎子さんからあった。
4.モーツァルトは、ザルツブルクの大司教と喧嘩して、世界で初めてのフリーターの音楽家になった。
また、サブスクのように、予約コンサートの切符を販売し、全盛期は100人以上の顧客がいたとのこと。
5.この35番のハフナー交響曲から、モーツァルトは交響曲というジャンルを確立し、39,40,41番の最後期3部作を作曲する。
6.ハフナーの第2楽章メヌエットは、3拍子の貴族の社交ダンスのリズム。ベートーヴェンは、これを早くして、スケルツォにした。池谷アナから、「ワルツとの違い」を聞かれたところ、この時代には、庶民の踊りである、ワルツはまだ誕生していなかったそうだ。
7.ハフナーの第4楽章では、大ヒットした自作オペラ「後宮からの誘拐」のオスミンのアリアを下敷きに第1主題が書かれ、聴衆にサービスした。

ゲスト
新井鴎子(音楽構成作家)

出演
関西フィルハーモニー管弦楽団

司会
藤岡幸夫(指揮者)
池谷実悠(テレビ東京 アナウンサー)

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