ヨーロッパ文化教養講座(「モネのあしあと 私の印象派鑑賞術」)

2022/09/22
原田マハの「モネのあしあと 私の印象派鑑賞術」を読んだ。

モネの絵で、小生が今まで一番良かったと思ったのは、オルセー美術館で観た、妻(カミーユ)と息子が草原を歩いている絵。
妻の白いワンピースと日傘が印象的だった。

モネと言えば睡蓮だが、白内障に苦しみながら書いたということに合点した。睡蓮は、何を焦点がハッキリせず、何を書いているのかわからないので苦手だった。
でも、白内障なら小生も昨年手術したのでよくわかる。

焦点がハッキリとしないかわりに、全体を印象でとらえ、色の重ね方で表現した画風だと思った。 だから印象派というのだと。もちろん、画家なので、色の使い方にはこだわりがあったのかもしれないが、これだけの大きな小生から観れば同じような絵を、光の当たり方が違うので違う対象だと捉え、書き続けることができるのは、素晴らしいと思う。

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