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ヨーロッパ文化教養講座(「テノール 人生はハーモニー」鑑賞記)

2023/6/23

ストーリーはありきたりだろうと思いつつも、オペラ好きとしては、外せない映画を鑑賞。

名曲オペラアリアとラップの組み合わせが面白くあっという間に予定調和的に終わった。

パリ・オペラ座を舞台に、類まれな美声を持つラッパーと一流オペラ教師の運命的な出会いを描いたヒューマンドラマ。

寿司の配達のためオペラ座ガルニエ宮を訪れたラップ好きのフリーター青年アントワーヌ。ふとしたことからオペラの歌真似をした彼は、偶然その場に居あわせた一流オペラ教師マリーに才能を見込まれてスカウトされる。自分とは住む世界が違うと考えながらもマリーと2人で秘密のレッスンを始めたアントワーヌは、次第にオペラに熱中していくが……。

音楽オーディション番組「THE VOICE」で注目されたビートボクサーのMB14が主演を務め、自らオペラ歌唱にも挑戦。「100歳の少年と12通の手紙」のミシェル・ラロックがオペラ教師マリーを演じ、世界的テノール歌手ロベルト・アラーニャが本人役で出演。

映画.comより  

コメントと感想:
1.多くの名曲を楽しめた。

思い出すかぎりで列挙すると、蝶々夫人、リゴレット、椿姫、トゥーランドット、愛の妙薬。

2.パリのオペラ座の内部をじっくり鑑賞できた。

パリには一度美術館めぐりの弾丸ツアーをしたが、そのときに、外観は何度も見た。一度中にも入りたいと思っていたが、映像ではミラノのスカラ座に比べるとずっと豪華に見える。

3.ちょっと残念なこと

主人公のMB14のテノールは素晴らしいものの、本職のロベルト・アラーニャと比べると、音量、音質、音色、表現力全ての面で、全く太刀打ちができず、
せめてフィナーレのオーディション曲「Nessun dorma」だけでも吹き替えでお願いしたかった。

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