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ヨーロッパ文化教養講座(「しあわせ気分のフランス語」Le Lavoir du Buisson)

2023/10/05
10月から、NHK Eテレの語学講座の新シリーズがスタートした。
小生は、イタリア語だけでなく、フランス語、ドイツ語、スペイン語の講座も録画して観ている。

アフターコロナになって、久しぶりゲストが現地へ行けるようになったので、現地の映像も楽しみである。

昨日、フランス語の1回目を観た。

取り上げられたのが、Le Lavoir du Buisson と呼ばれる、昔の共同洗濯場を再開発した「参加型居住空間」。大変、興味深かった。

1983年、パリの中心部、レピュブリック広場とサン・マルタン運河の目と鼻の先、ベルヴィル通りにある19世紀の古い洗濯場を、12家族が引き継いだ。建築家ベルナール・コーンの協力を得て、彼らは1,200平方メートルの土地と1,400平方メートルの床面積を宿泊施設、共同ホール、ランドリー、3つの庭に再開発した。

Cooperative oasisのホームページより

番組によると、この12家族は特に血縁関係があるわけでもないが、共同スペースで一緒に食事をしたり、だべったり、プロのジャズギタリストが練習するのを一緒に鑑賞したりと、とても楽しそうにくらしていた。

シェアハウスを大規模にしたようなものだと、考えれば良いのだろうか。

小生は日本古来の近所付き合いが苦手なので、「隣は何をするひとぞ」の方が落ち着くが、個人が独立しているパリのこのコミュニティは、お互いにプライバシーを尊重し、生活レベルを比較することもなく、必要なときだけ助け合うというルールが確立されているのだろうな、と勝手に想像しながら観ていた。


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