ヨーロッパ文化教養講座(2024年9月4日反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ 2024夏ツアー)
2024/09/07
反田恭平君が社長を務めるJNOのファンクラブ Solistiadeに入会して初めてのコンサート
抽選だったので席は選べなかったが、オケを上から見下ろせるこの位置は、弾き振りをする反田恭平君の指使いもハッキリわかり、ピアノの音もダイレクトに伝わることを発見した。
あっという間の幸せな2時間だった。
日時:2024年9月4日(水)開場:18時15分 開演:19時
会場:サントリーホール
プログラム:
1) ベートーヴェン:序曲「コリオラン」作品62 1807年
2) ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 作品36 1803年
休憩20分
3) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73「皇帝」1809年
アンコール
4) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 第2楽章
コメントと感想:
1.当然のように満員御礼。当日来られなかったと思われる空席も、小生の視界の中では10席ほどしか確認できず、反田恭平君+JNOの人気がわかる。
耳ダンボで周りの話を聴いていると、付き合いではなく本当に好きで来ている観客が大半と思われ、とても嬉しい。
小生の右隣の1人で来ていた女性は2)3)ともに曲に合わせて体が動いていたので、かなりのベートーヴェンファンだと思った。
2.JNOの音は、聴く度に良くなっている気がする。
特に、フルートの八木瑛子さんとオーボエの荒木奏美さんコンビは、歯切れの良いとてもいい音で、安心して聴くことができる。
今回は、コンマスを岡本君が務めた。第2ヴァイオリンの首席はコインゴルドマニアの桐原宗生君。
東亮太君は、Xによると、ヨーロッパのコンクールに参加しているらしく不在。(追伸:ブラームス国際コンクールで、見事2位!)
顔と名前が一致するメンバーが少しずつ増えてきて、益々応援したくなる。
3.3)今回の「皇帝」は、最終楽章も急ぎすぎることなく、感動的なフィナーレ。
アンコールが何かと思っていたら、反田君が立ち上がって指揮を初めて、まさかの第4番の第2楽章。
協奏曲のアンコールは、ソリストがソロを弾いて、オケはじっとしているのが通常だが、さすがに自分のオケなので、アンコールも協奏曲にすることができたのだろう。これは、良いアイデアだと思うので、是非次のツアーでも実現して欲しい。
それにしても、この第2楽章の美しいこと! このまま、第3楽章も聴きたいと思ったが、さすがにそこまでのサービスは無かった。