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ヨーロッパ文化教養講座(「太陽とボレロ」鑑賞記)

2023/02/19
WOWWOWで放送された、「太陽とボレロ」を鑑賞した。

観た動機は、
水谷豊の脚本・監督だからとか、檀れいの初主演映画だからとかというようなことではなく、オーケストラを描いた作品だったからである。

内容は、WIKIに端的にまとめられているので、ここでは省略するが、
クラシック音楽ファン以外には、退屈な映画だったかも知れない。

クラシック音楽ファンとしては、気づきがあり、
1.西本智美マエルトロを久しぶり観たこと。ダイナミックな凛々しい指揮の姿はいつみても美しいと思った。(残念ながら、生演奏は聴く機会が未だなかった。)
2.映画に出演した、イルミナートフィルハーモニーオーケストラは、西本智美自身が設立し音楽監督を務める実在のオーケストラであること。
3.ソニーの大賀元社長が寄贈した、軽井沢大賀ホールが舞台となったが、周囲の景色と溶け合って本当に素敵なホールだと思った。
4.オープニングは、マスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナの前奏曲、最後はボレロでフィナーレとなる。定番過ぎるくらいだが、何度聞いても良いものは良いなと思った。

登場人物も根っからの悪人はおらず、暴力シーンもなく、水谷豊は優しい人なんだなと思った。
刺激は無いが、長野県を舞台にした美しい映像と、名曲をゆっくり楽しみたいということであれば、おすすめな映画とも言える。



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