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ヨーロッパ文化教養講座(モーツアルトのオペラ)

2022/09/06
昨日名画「アマデウス」について触れた。ググると1984年製作と書いてある。小生が27歳のとき。この頃は、レコードでベートーヴェンの交響曲(確か、ジュリーニの全集、オケは多分ロサンゼルスフィル)やモーツアルトの交響曲や協奏曲集(カールベーム+ウィーンフィル)を聞いていたと思う。

「アマデウス」は、それまで聞かず嫌いだったオペラの魅力を伝えくれた。
特に、「後宮からの逃走」のコンスタンツェのアリアや、「フィガロの結婚」の音を鳴らさないバレエシーン、「ドン・ジョバンニ」が、地獄に落ちるフィナーレなどは、モーツアルトの素晴らしい音楽が、迫力満点の映像と共に今でも瞼に浮かぶ。

「魔笛」でグロッケンシュピール(チェレスタかと思ったら、チェレスタは、1866年に特許を取ったとWIKIには書いてあるので、100年後の楽器だった)を高熱にうなされながら、モーツアルト本人が弾いていたが、ついに、力尽き、「魔笛」の脚本を書きモーツアルトに作曲を依頼した、楽団長シカネーダーが代わって弾くシーンもリアルで素晴らしいと思う。

チェレスタといえば、ラベルのボレロをのだめカンタービレの千秋先輩こと
玉木宏が、のだめに弾くよう依頼したのに、当日になって手違いで、ソン・ルイこと山田優が弾くことになり、のだめこと上野樹里が落ち込む姿を思い出す。

あれから、40年近く経って、映画に登場した、「後宮からの逃走」、「フィガロの結婚」、「魔笛」、「ドン・ジョバンニ」の他に、今一番好きなオペラ「Cosi fan tutte」は、全て実演を観ることができた。

でも、本場イタリアでは、旅程の関係で、ロッシーニの「絹のはしご」とモーツアルトの「偽の女庭師」の2作しか観ていない。自分のスケジュールと旅行先と好きな演目が一致するのは、本場イタリアであっても、至難の業である。

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