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ヨーロッパ文化教養講座(エンター・ザ・ミュージック 角野隼斗+東京シティ・フィル「戴冠式」鑑賞記)

2024/01/21
若手ピアニスト人気No.1(たぶん)の「かてぃん」こと角野隼斗君登場。
藤岡マエストロからの強いリクエストで、モーツァルトの戴冠式を披露することになったそう。

角野隼斗をゲストに迎え、モーツァルト作曲のピアノ協奏曲第26番「戴冠式」を特集。
2023年に活動の拠点をニューヨークに移した角野の現在、楽曲の魅力について話を聞きながら、東京シティ・フィルとの共演の模様をお届けする。
オリジナルのカデンツァにも注目!

ゲスト
角野隼斗(ピアニスト)

出演
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

司会
藤岡幸夫(指揮者)
福田典子(テレビ東京 アナウンサー)

テレ東ホームページ

コメントと感想:

1.モーツァルトの協奏曲第26番「戴冠式」は、アルフレッド・ブレンデル先生(1月5日 93才の誕生日を迎えた)があまり好みでない曲という影響で、小生もあまり聴いてこなかった。
(ちなみに後期のモーツァルトの協奏曲で26番だけは、一回しか録音していない。)

藤岡マエストロが、角野君に強くリクエストした理由は、「戴冠式」は、モーツァルトの楽譜に書いていない部分が多くて、即興演奏に向いているとのことから。
なるほど、楽譜を読むのが趣味のブレンデル先生が好きでない理由がわかったような気がした。

2.角野君の演奏は、モーツァルトのメロディーの筋はキチンと残しながら、装飾音やカデンツァを半ばアドリブのように加えた、とても楽しい演奏だった。
「戴冠式」の魅力を十分引き出した演奏だと思う。この曲をオファーした藤岡マエストロもさすがだと思った。

3.「戴冠式」を関西フィルと演奏した映像も、後日放送されるそうで、とても楽しみにしている。

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