2023/01/13 GRR2023(+スイス科学アカデミー) 6 SciKotz 2023年1月13日 10:05 これ何の記事かと言えば、WEFのGlogal Risk Reportの最新版が出たという話でした。せっかくなので軽く見ていきます。 とりあえずは、ここ2年とこの先10年でのリスクtop10。相変わらず緑色が多いですね(出典:Global Risk Report(GRR) 2023)https://t.co/mMWsu3yf8d https://t.co/P4iXddSGb8 pic.twitter.com/82fWfbdsOP— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米を持ち歩く人) (@SciKotz) January 13, 2023 短期的には、「生活費の危機」が大きいとなっています。確かに電気代も食料の値段も大変な感じです。10年で見ると、top5中の4つ、tpo10中の6つが環境系。生物多様性の損失は4位ですが、1位と2位はそれぞれ気候変動の適応と緩和の失敗なので、まあ、3位くらいです。図は再掲(出典:GRR 2023) pic.twitter.com/cE6amkjIyN— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米を持ち歩く人) (@SciKotz) January 13, 2023 ちなみに、生物多様性関係はここ数年でどう変わってきているかも念のため。聞き方などは少し変わっているようなので、違いはありますが、以下は、2022年と2021年のGRRから。環境が長期リスクを締め続けています。社会の基盤が危機にさらされていることは明らかです。(出典:GRR2022, GRR2021) pic.twitter.com/VCWc1rqc0T— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米を持ち歩く人) (@SciKotz) January 13, 2023 GRR2020では、top5の変遷をまとめてくれています。左が昔、右が最近ですが、どんどん緑が増えていることは明らかです。環境を何とかしなければならないということが分かります。(出典:GRR2020) pic.twitter.com/xsvrNWTbvn— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米を持ち歩く人) (@SciKotz) January 13, 2023 あと、今回のGRR2023で興味深かったのは、リスク同士の関連性を示したこの図。環境系は互いに深く関わっていて、「多重危機」のリスクも指摘されていました。例えば気候変動と生物多様性とかそういう話ですね。 (出典:GRR 2023) pic.twitter.com/MYH0sJSdFz— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米を持ち歩く人) (@SciKotz) January 13, 2023 報告書はこちらから。https://t.co/utXPSdSO7a— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米を持ち歩く人) (@SciKotz) January 13, 2023 UNの生物多様性系アカウントのTLをつらつらと見ていたら、すごくいい資料を見つけたので共有します。タイトルは”Achieving the SDGs with Biodiversity”。スイス科学アカデミーがまとめたもののようです。#生物多様性 https://t.co/ddoOWRe5Uq— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米を持ち歩く人) (@SciKotz) January 5, 2023 上記のページから行けるPDFの図だけでも一見の価値あり。おなじみSDGs Wedding Cakeはもちろん、生物多様性関連のGoal(14、15)が他の目標にどのくらい貢献して、影響の正負はどうなのかを文献をレビューして作ったこの図はとても使いやすそうです(出典:https://t.co/Ui3MZ49Hy8)。#生物多様性 pic.twitter.com/YFcFJMUVWI— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米を持ち歩く人) (@SciKotz) January 5, 2023 また、どの目標がCo-benefitを生みやすく、どの目標がtrade-offをやわらげやすいのかという、こちらのマトリックスもとてもよいです。生物多様性最重要じゃないか!と思ってしまいます(出典:https://t.co/Ui3MZ49Hy8)。 #生物多様性 pic.twitter.com/2iJ5fHr62K— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米を持ち歩く人) (@SciKotz) January 5, 2023 授業や講演などでも使っていただけそうです。ぜひご検討を!(スイス科学アカデミーに代わって宣伝)— 小坪 遊 Yu Kotsubo(米を持ち歩く人) (@SciKotz) January 5, 2023 ダウンロード copy #生物多様性 6 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート