2025万博による湿地埋立
2025年に開催される大阪・関西万博は「いのち輝く」を掲げています。ところが会場建設によってセイタカシギなどのシギチドリ類や絶滅危惧種コアジサシなど多数の渡り鳥が訪れる湿地が失われてしまいます。大阪府は2014年のレッドリストで夢洲を生物多様性ホットスポットに指定しています。
昨年、日本も参加して決議された昆明・モントリオール生物多様性枠組みで、劣化した生態系の30%を再生することが掲げられています。
世界が注目する万博で自然が破壊つくされた姿を誇らしげに示すのでしょうか。
蛇足ですが、「人のために埋め立てたのだから…」という議論もありますが、この場所はもともと難波江と呼ばれた浅瀬や干潟で、たくさんの生物のすみかでした。そうしたいのちを埋め立てた場所です。
共同通信がバードライフインターナショナルのリチャード氏へのインタビューを行い、8/15に評論「湿地埋め立てに懸念」という記事が配信されました。
静岡新聞のオンラインサイトでほぼ全文読めます。
https://www.at-s.com/sp/news/article/national/1297784.html?lbl=861
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