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【超英文法術】不定詞の副詞的用法(3/25)

不定詞の副詞的用法を解説します!

名詞的用法・形容詞的用法と同様、
副詞的用法も位置さえ把握しておけば、難しくありません。

不定詞の副詞的用法とは?

不定詞の副詞的用法は、副詞句の1つです。

副詞句は全部で3つあります。

不定詞(副詞的用法)
分詞構文
前置詞+名詞

副詞句の役割は、

動詞(文全体)を修飾すること

です。


副詞的用法の4つの意味

これら4つの意味を性格に暗記することは、多少は意味があります。
ただし後述のルールを理解し、副詞的用法であることさえ捉えられれば、
感覚でいい訳せるし、実際それで問題ありません。

僕自身、暗記していませんが、一応4つ書いておきます。

・目的(~するために)
・原因(〜したので)
・結果(その結果〜)
・判断の根拠(〜するなんて)


不定詞の副詞的用法の見分け方

不定詞が副詞的用法で使われていることを見分けるルールを、
ずばりいいます!

不定詞が副詞的用法で使われているとき、
それを文頭あるいは文末に持ってきても
意味的に問題ない。

これが成り立つとき、それは副詞句、
すなわち不定詞の副詞的用法です。
それでは例文でこのルールを確認していきましょう。

覚えておきたい重要例文7つ

不定詞の副詞的用法の例文を7つ見ていきましょう!

I am going to Hawaii to do some scuba diving.
私はちょっとスキューバダイビングをやりにハワイに行きます。(目的)

To do some scuba diving, I am going to Hawaii.
としても問題ないですよね。

I was excited to hear about your new project.
私はあなたが新しいプロジェクトをやると聞いてワクワクしました。(原因)

To hear about your new project, I was excited.
としても問題ありません。

He grew up to be a famous actor.
彼は大きくなって有名な俳優になった。(結果)

To be a famous actor, he grew up.
としても意味は通じます。


この場合は、
有名な俳優になるために、彼は大きくなった。
というニュアンスになりますが、
いずれにせよ、副詞的な役割を果たします。(深く考えすぎない!)


He must be out of his mind to walk around such a dangerous area alone.
そんな危険な場所を一人で歩き回るなんて、彼はどうかしている。
(判断の根拠)

こちらも入れ替えても問題ありません。


次の3つは重要フレーズです。

My cousin studied hard in order to get the license.
私のいとこはその資格を取るために一生懸命勉強した。
I left early so as to avoid heavy traffic.
渋滞を避けるために、私は早く出発した。
I hurried in order not to miss the train.
その電車に乗り遅れないように、私は急いだ。

目的(〜するために)を明確に表すフレーズ
in order to do
so as to do

目的(〜しないために)を明確に表すフレーズ
in order not to do
so as not to do

も一緒に覚えておきましょう。
文頭に来ることも当然可能です!

【コラム】副詞(副詞句・副詞節)は情報の補足!


なぜ副詞句は文頭に来ても、文末にきても良いのか?

それはそもそも、副詞の役割が情報の補足だからです。
日本語で情報を補足するときも、

「明日、一緒に勉強しようよ!」ということもあれば、

「一緒に勉強しようよ〜、明日〜」って言うこともありますよね。

それと同じです。

英語を習いたての頃に出てくる以下のような例文も同じです。

I went to the park yesterday.
Yesterday, I went to the park.

tomorrowや yesterdayは一番うしろに来ることは多いですが、
文の構造上は文頭に来ても、文末に来ても、全く問題ありません。


不定詞の副詞的用法まとめ

・副詞的用法とは不定詞が副詞句をつくること
・副詞句は文頭にあっても文末にあっても意味的に問題ない
・副詞は情報の補足である
・句中・節中でも出現するので、
“文頭or文末に無いから副詞的用法ではない”
というのは誤り

最後の一つのポイントだけ補足しておきます。
これは僕の他の記事に目を通していただくと、
感覚がつかめると思うのですが、つまりこういうことです。

To improve your daily habit to spend better life is important.
より良い生活を送るためにあなたの毎日の習慣を改善することは重要です。

(かなり無理矢理な文章ですが、Google翻訳で通じたのでOKです!笑)

これは副詞的用法です。
日本で習う英文法は、とにかく句と節の認識が甘い...

上の文はTo improve ~内の不定詞の作る名詞句の中に不定詞の作る副詞句があります。

このように句や節、文の中に、
さらに句や節が入れ子構造になっていることがほとんどです。

この"入れ子構造"という認識がないと、
なかなか自由に英語を書けるようにはなりません。

逆に入れ子構造を自由に作れるようになると、
英語の語順に自信が持てるようになります!

習得には英語の本質を理解しようとする姿勢が必要です。
僕のnoteから、そのエッセンスを抜き取っていただけたら嬉しいです!
(当然、簡単ではありません。僕も1ヶ月程度深く考えた末に、感覚を掴みました。)







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