新旧アニメ・新旧漫画「銀河英雄伝説」について

銀河英雄伝説には中学2年でハマったのでファン歴20年以上だし、「全艦出撃!」も所有していたこともあるので、「ガチ勢」名乗っていいと我ながら思う。なので、そんなガチ勢(しかもファーレンハイトガチ勢)として、ここ最近の新作アニメ、漫画についてちょっと物申す。

まずアニメの方について言えば、「あー、旧作(アニメ)の呪縛を断ち切れてないんだな〜」てのが本音。特に主要キャラのデザインについて、旧作ファンの神経を逆撫でしないように、気を使ったんだろうなぁと思う。例えばファーレンハイトは、原作で「鋭角的な顔立ち」「水色の瞳」くらいしか見た目の描写がないのに、旧作では白髪(銀髪)のクリストファー・ウォーケン(絶対「ディアハンター」の!)がキャラの元ネタという美男子だったのです。しかもCV速水奨です。対して新作のファーレンハイト。「鋭角的なのか?」とちょっと疑問符ついちゃうレベルで全般的にゴツくはなった。が、銀髪はそのまま。別に黒髪でも金髪でもいいのにそのまんま。ロイエンタールも七三分けのハ・・・デコから、もうちょっとわかりやすいイケメンになってたが、七三分けはそのまま。ミッターマイヤーやビッテンフェルトはほぼ同じデザインといえるでしょう。同様にメカもワルキューレをはじめ、旧作リスペクトなのか考えるのが面倒だったのか、基本はそのままに近い。軍服も似てる。ただし、新王朝のに最初から似ているから、旧作のように王朝が変わる時のデザインチェンジはないのかな・・・?

そんななか、旧作の呪縛をかなぐり捨てて、今後人気が出る方向に見事に舵取りを果たしたのが、ルッツでしょう。前のアニメでは「ワッツ」とか「ルーレン」とか、誰かと混同されるような冴えない七三分けだったのに。若返った上に、圧倒的イケメン化を果たしています。一体どうしてこうなった?

とまぁ、旧作を知ってると「声優に違和感」とか「キャラデザに違和感」とか、色々言いたくはなるんですが、アニメ技術の進歩で艦隊戦の迫力は上がっているし、そこそこ楽しめるんではないかと思います。個人的にはマル・アデッタの戦いが楽しみだわ。ファーレンハイトがいっぱい活躍するから。

そして新漫画版について言うと、(ファーレンハイトがイケメンだったので、基本万事ヨシなんですが)、あの帝国軍の制服はなんとかならないのだろうか?ちょっとヒラヒラ&プリッとしすぎなような・・・ビッテンフェルトやファーレンハイトの着崩しもなんかちょっとなぁ、と思う。一番気になるのは制服。キャラデザインについては、旧アニメ派からすると「ワカメヘアの君、お前誰やねん?」といいたくなるのがローエングラム幕僚にもいたりしますが、まぁ、いいでしょう。いや、よくないか。ワーレンさんは子持ちなんだぞ!あのデザインだとルッツの方が3人くらい子供いそうじゃん!

因みに旧作の漫画の方についていえば、ファーレンハイトが七三分けな時点で私的に「あかん」の烙印を押しております。ただしヤン・ウェンリーはカッコ良い。サングラスヤンは素敵だった。ロイエンタールがアニメのミッターマイヤーみたいな髪型だったような・・・違ったような・・・20年前の記憶なのであやふやです。

と、だいたいこんな感じで、個人的には新作アニメの期待値は低くないというか、むしろ楽しみだし、漫画は漫画で「あのシーンどんな風になってるんだろう?」という楽しみ方がある。そりゃ声優だとかBGMだとか20年旧アニメに親しんできた身としては「あれー?」と思うところがなくもないが、でもそれはそれで多分楽しめるようになるんじゃないかなと思います。問題は、今後DVD買うとしたら、旧作買うか新作買うかですよね。いっそ両方買うべきなんだろうか・・・

帝国の話しかしなかったですね。ごめんちゃい。同盟も好きですよ。




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