大喜利勢マジクイズ〜冬の陣〜(2/4)に挑んできました

題名のない大喜利会の翌日、私は自宅にいました。しかし、予定がないわけではありません。パソコンを立ち上げ、生大喜利の大会と同等に緊張しながら、その時を待っておりました。
2024年2月4日、D-6さん主催、大喜利勢マジクイズ〜冬の陣〜です。


大喜利勢マジクイズとは

大喜利勢マジクイズは、大喜利プレイヤーのD-6さんが個人で主催されている、オンラインのクイズ大会です。第1回は2023年6月25日に開催され、私は決勝に進出、総合4位タイという成績を残しました(詳細は当該記事をお読みいただけると幸いです)。

この大会がめちゃくちゃ楽しかったんですよね。優勝できなかったこともあり、早急な次回開催を願ってやまなかったのですが、念願叶ってこの度第2回が開催されることになりました。これは参加しないわけにいかないので、前日の大喜利会の延長戦や、当日の推しラグビーチームによる試合を全て犠牲にしてエントリーしました。
また、これのためというわけではありませんが、今年に入ってからノートパソコンを購入しまして。前回はタブレットでタッチ操作だったのですが、今回はハードウェアも万全の状態で参加できます。
しかも今回は賞金が出ると発表がありました。最大6000円。そりゃ、欲しいですよね。嘘ついてもしょうがないので言います。欲しいです。

出場者

出場者は以下の通り。敬称略です。
今回はエントリー時に全員が四字熟語を提出する必要があったので、それも合わせて掲載します。また、☆マークがついているのは前回大会の出場者、◯マークがついているのは前回大会にエントリーしながらも直前に不参加となった方です。

  1. 奇貨可居 カニ(運営推薦枠)

  2. 一生懸命 中木光(運営推薦枠)

  3. 虚心坦懐 OGAKUZUZ(運営推薦枠)

  4. 汗牛充棟 しろやま ☆(前回2位)

  5. 一攫千金 まお ○

  6. 色即是空 うげ ○

  7. 三寒四温 Red ☆(前回優勝)

  8. 紫電一閃 シュヴァルツ ☆(前回4位タイ)

  9. 百折不撓 すあま御殿

  10. 擠陥讒誣 破門

  11. 針小棒大 3104

  12. 乾坤一擲 寺井

  13. 大政奉還 ゴンベル

  14. 秋霜烈日 はがね

  15. 肝臓煮付 はす向かいにガッツ ☆

前回大会から引き続いて参戦したのは、私を含め4名。リベンジ組のまおさん、うげさんも燃えているはず。
カニさん、寺井さん、すあま御殿さん、はがねさんはよくみんはやでご一緒しているので、その実力は勿論存じ上げております。
他の方は皆さん様々な場で名を馳せていらっしゃいますが、正直クイズの実力は未知数なので、私がどこまで戦えるのか全く想像できませんでした。

なお、主催のD-6さんを除いたスタッフの方々は以下の通りです。

  • うしろ(前回4位タイ)

  • SLIME(前回スタッフ)

  • ふすま

前々日の話

ここで一旦話は前々日に遡ります。前回準優勝者であり、今回もエントリーされているしろやまさんからお誘いいただき、スペースで行われたマジクイズの事前番組に参加しました。

公開されている情報からステージの内容を予想したり、D-6さんから直接裏話をお聞きしたり、リザーバーのあくたさんが優勝者予想で寺井さんを猛プッシュしたりと、楽しい1時間強を過ごせました。
楽しいとは言っても、不安になるお話もたくさんありましたが……。特にD-6さんの「吐くのとか泣くのはやめてください」という言葉が印象的でした。この人は吐いたり泣いたりしかねないことをやろうとしているのか……? なら受けて立ちます。

当日

当日。12時40分集合なのに10時起きというヘマをやらかしてしまい、大慌てで飯をかきこみ、コンディションを調整することになりました。前日の夜まで追い込みでみんはやをやっていたのが仇となった形です。

しかし、寝坊したからと言って頭が回らなかったわけではなく、どちらかといえば働いていたほうで。待機中はセトピアさんが開かれていたみんはやの部屋にお邪魔し、ウォーミングアップを行いました。

12時40分を前に、DiscordとYquiに入室。ありがたいことに前回大会の問題を用いたウォーミングアップを行っていただき、全体で1位の回答数を記録したところで、いよいよ開始となりました。

開幕ラウンド

オープニングは、前回と同じく未告知だった一斉早押し「The All」です。出場者全員による限定3問の早押しで、正解すれば今大会は2マイルを先行して獲得できます。勿論、不正解したらそのラウンドの解答権は消滅します。
前回大会では2問目で正解した私でしたが、今回は流石にレベルが高く、その分出場者の気合いも伝わってくるので、そう簡単に先行できるとは思えませんでした。

1問目の解答権を獲得したのは、前回準優勝のしろやまさん。しかしクイズには正解できず。緊張感が走ります。
そんな中、2問目で押したのは、前回悔しい直前キャンセルとなったうげさん。プレッシャーの中見事正解し、2マイルを獲得されました。
3問目は、はす向かいにガッツさんが解答権を得ましたが、残念ながら正解とはならず。うげさんのみがリードした状態で、正式に大会の開幕が宣言されました。

予選

予選は3つのパートに分かれ、それぞれ胃の痛むような特殊ルールが設けられていました。D-6さん曰く、今回のテーマは「参加者の胃を痛めつつ楽しんでもらうこと」だそうです。まさかD-6さんがそんな嗜虐的な方だったなんて……。

「早押し強い人が順当に抜けてもつまらない」(事前番組にて、D-6さん談)という考えから、予選には「生活力が問われる」(昨年の進捗スペースにて、D-6さん談)ステージが用意されました。

The Pinpoint

試されるのはクイズの強さよりも己の感覚。大誤算の恥はマイルで支払っていただきます。 

D-6さんの投稿より

予選1stは、15人一斉近似値クイズ「The Pinpoint」。近似値クイズには前回の時点で思いっきり胃を痛めつけられた覚えがありますが、それに加え今回は大外しに対するペナルティが予告されていました。嘘だろ……!

このクイズは一斉にボードで解答するシステム。まず全員に3マイルが配られたうえでスタートします。
出題されたら、1分間でその答えとなる数値を予想し、ボードに記入します。予想との誤差が大きかった5人は、手持ちから1マイルが没収され、誤差が小さかった5人にそのまま送られます。また、数値が一番近かった人にはボーナスで1マイルが与えられます。
つまり、外し続けたらマイルは獲得できないということです。「敵は運営だ!」というヤジが飛びました。

1問目は「東京ゲームショウ2023の出展社数」。コロナ禍明けであることや、小規模メーカー・部品メーカーなども出展することを鑑みると、決して少なくないはずだ、とは思いましたが、規模感がまるで分からなかったので、コンピューターっぽく「256」と入力して送信。正解は787で、だったら512にすりゃよかった……!と後悔しました。
この問題での1位は寺井さん。以下Redさん、すあま御殿さん、OGAKUZUZさん、破門さんと続きました。

2問目は「日本にある風力発電用風車の台数」。ゲームショウより予想がつかないので、もうどうにでもなれと思いながら、「ふうしゃ」の語呂合わせで「2048」と記入して送信。
すると、答えは2622台(2022年12月現在)で、なんと2位になりました。やけくそも上手くいくもんだ。1位はカニさんで、3位はOGAKUZUZさんとはがねさんが同率、5位に3104さんが入りました。
この問題は結構波乱が起きまして、万単位の数を予想していた方が大きく間違えるという結果に。私は前回似た失敗をしてしまったので、気持ちは分かるぜ……!と思っておりました。

3問目は「大学生のアルバイトによる平均月収(2023年、マイナビ調べ)」。これはまだ計算で何とかなりそうです。時給を978円として、週4日、5時間勤務を4週……と仮の数値を当てはめて計算し、78240と予想。
しかしこれはやや外れてしまい、正解は61000円。RedさんとOGAKUZUZさんが同率で1位となり、以下はうげさん、中木光さん、寺井さんと続きました。
あとから計算し直してみると、勤務時間を4時間としていたら、トップ5に入れたみたいです。くそ……!

とはいえ、大外しもなくこのブロックは終了。1問はトップ5に入れたこともあり、4マイルを獲得することができました。

The Burden

過去の自分が運命を分かつチーム戦 チームのBurden【厄介者、負担】になりたくなければクイズに答えるのみ。

D-6さんの投稿より

2ndは「The Burden」。前回大会にはなかった、即席のチーム戦です。
「過去の自分」ということは、ここでエントリー時に提出した四字熟語が物を言うんだな、と開催前の時点で何となく予想しておりましたが、どのように絡んでくるのかは全く見当がつかず。また、「負担」が何を意味するのか、どのようなルールになるのかも事前段階では何一つ予想できませんでした。

四字熟語はチーム分けに用いられました。画数順にソートされ、蛇腹の並び(1・2・3、下におりて右から4・5・6、下におりて左から7・8・9……といった具合)にしたうえで、その縦の並びでチームが決定。以下のようになりました。

  • A……破門、シュヴァルツ、ゴンベル、うげ、まお

  • B……しろやま、すあま御殿、中木光、寺井、はす向かいにガッツ

  • C……3104、Red、カニ、OGAKUZUZ、はがね

しかし、これ以上に重要なのはルール、特に「負担」となる部分です。
このラウンドは、チームで15点をとった瞬間に勝ち抜け。しかし、点数はチームメンバーの答えた問題数のとなります。つまり、4人が2問ずつ答えても、1人が0問だと点数は0のままということです。如何に早く0を1にできるかがカギとなります。
ひとりが不正解したらチーム全体がペナルティ(休み)となってしまうため、慎重さや連携する力も求められるラウンドでした。

私は早々に1問答えることができたので、一旦他のメンバーが答えられるように休むことにしました。しかし、よくよく考えると「味方は答えられないが、相手は答えられる」というシチュエーションも有り得るわけです。となれば、味方の動きが見られなければ、どんどん押したほうが良いじゃん、という結論に。
少しずつ点を重ねて、Aチームは私が3問、破門さんが2問、うげさんとまおさんがそれぞれ1問獲得し、あとはゴンベルさんが答えられたらチーム点が得られる、という状況に。ゴンベルさんはかなりプレッシャーを受けていたようですが、チーム全体で声をかけ、なんとかリラックスしてもらえるよう努めました。

その後、無事ゴンベルさんが正解。ポイントが自然数になりました。こうなったらもう点を取りまくるだけです。最終的には私が5問、破門さんが3問、ほか3人がそれぞれ1問を獲得し、いち早く15点に到達しました。
他の出場者の動きがなかった「北口榛花」や「アウディ」が答えになる問題を確実に仕留められたり、「熱さまシート」だけで押せたり(正解は「小林製薬」)、みんはやで2回くらい見た問題がそのまま出てきたり(答えは「冬将軍」)、早押しの練習が活きたラウンドでした。

しかし。本題はここからです。マイルはチーム内の早押し1問先取で取り合うことになりました。1番に抜けたAチームは、早く抜けた順に10、7、5、3、1のマイルが得られます。
ここでも1番に抜けられたら良かったのですが、残念ながら1位はうげさんに譲る結果となりました。取るべきところで確実に仕留められるのカッコよすぎます。
とはいえ、私はなんとか2着。7マイルを獲得し、合計11マイルで次のラウンドに進みます。

The Nine

予選の最後に立ちはだかるのは9つの選択肢。単純な知識だけでなく、これまで培ってきた『物事を判断するセンス』が問われる。

D-6さんの投稿より

3rdは超プレッシャー型9択ドボン「The Nine」。D-6さん曰く「僕は元々コレがやりたくて大喜利勢マジクイズを立ち上げた」「1番楽しくて、1番苦しいクイズ」(出典)だそうで、そうなると期待値が高まるとともに、緊張もします。

ここで用意されたのが、なんとふすまさんのウェブサイト。このクイズのために、わざわざプログラムを構築されたそうです。気合いの入り方が違う……!

このサイトで行われるのは、3×3マスの選択肢の中から、ドボン(偽物)の選択肢を避けるクイズ。序盤のドボンは2つで、進むごとに3つ、4つと増えていきます。
出場者は、最低で1つ、最高でも5つのマスを選択して回答することができ、正解数×2点、不正解数×マイナス3点を得ることになります。

クイズのジャンルは、ランダムで選択された出場者が2択から選ぶことに。1問目ははがねさんが選出され、「カマエ」か「スキー」を選ぶことに。「スポーツはあんまり得意じゃない」という理由から、「カマエ」が選択されました。
問題は「超おどる メイドインワリオ」に登場するポーズ「カマエ」を選ぶというもの。ただでさえやったことがないのに、出てきた選択肢は全て英語でした。分かるか!!!! やけくそで5つ選んだところ、正解数が3、不正解数が2となり、0点となってしまいました……。しかし、不必要に攻めすぎると痛い目に遭う、ということが分かったのは収穫でした。

2問目からは不正解が3つに増えます。選択者は3104さん。「秘密」か「ゲーム」を選ぶことになり、「面白そうなので」と「秘密」が選択されました。
問題は「テレビ朝日ドラえもんひみつ道具公式カタログに載っているひみつ道具」。出された選択肢は全て「どこでも○○○」という名前でした。ということは、6つ実在するわけで。
この問題もかなりキツかったのですが、あからさまに怪しい「どこでも遊園地セット」といったマスを避けつつ4つを選択したところ、不正解は0。8点を獲得しました。「どこでも遊園地セット」はやはりドボン。他にも「どこでもラジオ」という選択肢に関してD-6さんが「ラジオはどこでも聞けるだろ」とツッコまれていたのが印象的でした(勿論ドボン)。

3問目も不正解は3つ。選択者は、ここまで着実にマイルを稼がれているOGAKUZUZさん。「1」か「100」かで「100」を選択されました。
問題は「上映時間が100分を超える映画」。出てきた選択肢は全てスタジオジブリ作品。私はジブリを全く通っていないので、これもやけくそで3つ選択したところ、2つ正解・1つ不正解で1点獲得となりました。

ラストは運営指定の問題で、不正解数は4つ。ジャンルは「賞金」でした。
問題は「受賞すると、副賞などで賞金が出るもの」。「おーいお茶新俳句大賞高校生の部」とか「イグノーベル賞」といった選択肢が並びます。これも分かるわけないですし、不正解の数も増えているので、慎重に2つだけ選択。
結果は片方が不正解で、マイナス1点。3問目の結果と相殺され、合計は8点となりました。

点数は最終的に÷2され、その数値がマイルとなります(小数点以下切り捨て、マイナスの場合は0マイルとする)。よって私は4マイルを獲得。合計15マイルで予選ラウンドを終えました。
なお、このラウンドの全体1位は寺井さん(7マイル)。次いでRedさん(6マイル)となりました。

マイルチェックラウンド

いよいよ、出場者が篩いにかけられるマイルチェックラウンドです。種目は3段階早抜けサバイバル「The Fall」。

ここまで貯めてきたマイルが多ければ多いほどチャンスも増える。そして前回猛威を振るったあの地獄、再び。

D-6さんの投稿より

3段階で突破者が決まるのは、前回だと準決勝のルールでした。それが今回はマイルチェックラウンドで適用されます。前回のマイルチェックラウンドは、それまでに獲得したマイル数に応じてステージが分けられたのちに、上層と下層が並行して戦い、上層の勝者はそのまま準決勝へ、上層の敗者と下層の勝者は中層に合流して、そこの勝者も準決勝へ、という形で進出者が決まるシステムでしたが、今回はどうなることやら。マイルが多い順に3ランクに分けられて、上のランクほど参加できるクイズが増えるということか……?と予想しておりました。
また、「前回猛威を振るったあの地獄」というと、想起されるのは前回の1stラウンドで行われた○×クイズ、The Survivalです(詳細はリンク先を参照)。まさかマイルチェックでアレをやるのかよ、と開催前から不安でいっぱいでした。

結論から言うと、予想は的中。マイルが多い順に5・5・5に分けられ、上位グループは1つ目のクイズから、中位グループは2つ目から、下位グループは3つ目のみ参加できる、というルールでした。
まずはマイル数上位の5名が発表されます。以下のようになりました。カッコ内はマイル数です。

  1. うげ(19)

  2. 寺井(18)

  3. OGAKUZUZ(17)

  4. シュヴァルツ(15)

  5. Red(13)

なんとか4位に入り、1つ目の通過ラウンドに臨みます。

早押しタイムレース

1つ目の競技は、限定30問・早押しタイムレース。上位2名が準決勝に進出します。前回大会で私が決勝に進出した際と概ね同じルールです。
しかし、若干の変更があり、今回は前半2分・後半1分に分けて行われます。前半終了時に途中経過が表示され、後半は得点も失点も2倍になる、というルールに。前半飛ばしたとしても、後半でまくられる可能性があるということです。早押しは割と自信がありますが、このメンバーの中ではどうなることやら……という感じでした。

いざ、早押しへ。調子は悪くないのですが、やはり強豪揃いというだけあって、なかなかチャンスが巡ってきません。1問だけ、「サービスエリアの利用者数……」くらいで押して「海老名」と答えられた会心の1問はありましたが、2分経過後のポイントは2点。OGAKUZUZさんが5点、うげさんが1点、寺井さんとRedさんは2分経過時点でマイナスとなっていました。

そして、運命の後半。ここで猛追を見せたのはうげさんでした。短い時間の中で2問に正解し、一気に点を伸ばして5点に。一方OGAKUZUZさんも着実に1問をものにして点数を伸ばし、結果お二人が勝ち抜け。私は悔しい3位で次のラウンドに回ることとなりました。

早押しボード

2つ目は、こちらも前回の準決勝で登場した早押しボードです。誰かがボタンを押したら、全員が回答しなくてはいけないシステム。しかし、ボーナスやペナルティがあるのはボタンを押した者のみ、というものです。7点をとった順に3名が勝ち抜けとなります。

ここからは、中位グループの5名も合流して、8人で3枠を争うことになります。中位グループは以下の5名。マイル数が同じ場合は、予選ラウンドで一度に獲得したマイル数の多い順に並べられました。

  1. すあま御殿(11)

  2. はがね(10)

  3. 3104(8)

  4. まお(8)

  5. カニ(8)

前回大会では分からない問題にばかり当たって、1点差で決勝進出を逃した、苦い思い出のあるルールでしたが、今回は割と得意な問題に当たり、序盤には早押ししたうえでの正解もあり、若干リード。その後は3連続不正解がありつつも正解を重ね、8問目時点で私を含めてリーチが3人という状態に。

ここで焦ってしまうのが私の悪い癖です。9問目、「誤植で有名になったゲーム雑誌……」という文章だけで押してしまい、仕方がないので「インド人を右に」と回答したところ、問題文の続きは「『インド人』は、本来なんと書くつもりだった?」という……(正解は「ハンドル」)。正解者はゼロだったのでまだよかったのですが、私だけがマイナス1点という仕打ち。そのアドバンテージを活かし、Redさんとすあま御殿さんが次の問題で準決勝進出を決めました。

ウワーと思いましたが、まだあと一枠あることを思い出してからは再び集中し、なんとか正解。点数ではカニさんと並びましたが、マイル数で上回っていたため、私が準決勝進出となりました。

ツーライフ制○×サバイバル

下位の5名も合流し、10名でラスト一枠が争われます。最後はツーライフ制○×サバイバル。出た!前回猛威をふるった地獄!! ここに進むことにならなくて心底安堵しました。
○×クイズに一斉に答え、2回間違えた瞬間に失格となってしまう、激辛のルールです。出題後10秒以内に○×をボードに記入しなくてはなりません。「全員で勝って終わらせよう」「それだとマイルで勝っちゃうから」といった会話で場も和みつつ、クイズは超真剣でした。

ここで波乱が。なんと2問目で前回準優勝者のしろやまさんが脱落となりました。
相当悔しかっただろうと思うのですが、電波の影響か、その敗退コメントが突然ザーザーとしか聞こえなくなるというハプニングも発生し、他の参加者は皆大爆笑となりました。

そんな事態を経て、再びクイズが続きます。途中でマイル2位の寺井さんも脱落となり、6問目終了時点ではがねさんと3104さんの一騎打ちとなりました。3104さんはここまで驚異の6連続正解。対するはがねさんは1問間違えており、後がありません。
運命の7問目は、「牛乳はペットボトルで売ってはいけないという法律がある。○か×か」。正解は×(かつては存在したそうです)だったのですが、両者○と回答していたため、はがねさんがここで脱落。3104さんも不正解でしたがライフを1残し、見事準決勝に駒を進めました。

ここで、長時間の疲れやその後の用事などから、敗退された方々が数名離脱。中でも「沖縄のあいさつ はいた〜い」というコメントが頭から離れませんでした。どなただったんでしょう……?

準決勝

改めまして、準決勝に進出したのは以下の6名です。

  • OGAKUZUZ

  • うげ

  • Red

  • すあま御殿

  • シュヴァルツ

  • 3104

準決勝で行われるのは「The Duel」。開催前の情報では二文字目の「u」以外が黒塗りで伏せられ、ヒントの文章は以下のようになっていました。

あの子に勝ちたい
あの子じゃ分からん
この子にゃ勝てる
この子じゃ分からん
クイズをしましょ
そうしましょ 

D-6さんの投稿より

花いちもんめをモジッたヒント。指名式のタイマンで勝数を重ねていき、一定のラインを超えたら勝ち抜け、といったルールなのではないかと予想しておりました。
予想は概ね的中。3問先取のタイマン早押しで、勝った方が決勝進出という極めてシンプルなルールでした。

タイマン相手を指名できるのは、準決勝進出が早かった順。よってOGAKUZUZさんが最初の指名権を得ました。
指名されたのは、最後の一枠に滑り込んだ3104さん。試合はOGAKUZUZさん優位で進められましたが、3104さんも粘って1問を獲得。しかし最終的にはOGAKUZUZさんが勝利し、いち早く決勝進出を決めました。

2人目はうげさん。誰と戦うか悩んだ結果、観覧モードから戻ってくるのが一番遅かったRedさんを指名されました。
これは私にとってちょっとした波乱でした。順当に行けば、1位と6位、2位と5位、3位と4位が戦うものだと思っていたので、少なからず覚悟はしていたのです。ところがRedさんが指名されたことで、私の対戦カードも決定。敢えてRedさんを指名するの、肝が据わりすぎだろ!とも思いつつ、再び観戦モードに移行しました。
この日のうげさんは序盤からかなり優位に勝負を制してきましたが、シンプルタイマンになったことでRedさんが底力を発揮。結果、ストレートでRedさんが決勝進出となりました。

3戦目。すあま御殿さんvs私です。みんはやでちょくちょく同じ部屋になったことがあり、その実力は存じ上げているため、この日一番の気合いを入れながら臨みました。
結果は、なんとストレート勝ち。マジで早押し鍛えてよかったです。心底ホッとしましたが、すぐに決勝ラウンドのメンツを思い出して、背筋が凍る思いでした。

決勝

決勝に進んだのは以下の3名。

  • OGAKUZUZ

  • Red

  • シュヴァルツ

やはり前回王者のRedさんは流石にお強いですが、それ以上にOGAKUZUZさんが脅威的でした。あまりクイズのイメージがなかったと言いますか。D-6さんもエントリーフォームを見て「最初、正直イタズラかと思って本人に確認した」と仰っていたくらいなので。この2人を倒さなきゃいけないのか……と思うと、ワクワクもしますが緊張のほうが大きかったです。

決勝は、情報解禁時点だと末尾の「e」以外は黒塗りでした。実際の投稿を見ていただけると分かりやすいかも。

パッと見て、黒塗りの幅が3文字の割にはやけに短いのが気になりました。思うに、伏せられている文字のうち二つは「i」と「l」。それに加え「クイズサバイバル」というテーマを鑑みるに、決勝ラウンドは「The Tile」、進出者同士が賞金を巡ってマスを塗り合う、アタック25的な大がかりなものが登場するんじゃないかと。ふすまさんがスタッフに入ったのもそういうこと(技術協力)なんじゃないかと。事前段階ではそう予想しておりました。


しかし、ふすまさんのプログラムは予選で登場済み。いざ蓋を開けてみると、まるで違ったわけなんですが……。


決勝は「The Life」。今回の最大賞金である6000ポイントが、一旦全員に配られました。Yquiの画面に並ぶ「6000 6000 6000」に、一同大盛り上がり。
しかし、当然全員が貰えるわけではなく、3人でこれを削り合うことになります。1問正解するごとに、他の2人がマイナス400点。1問間違えるごとに、自分がマイナス800点となります。時間は無制限、最後まで残った人が優勝、残ったポイント分の賞金をお持ち帰り、というルールでした。

ここまで来たら攻めるしかないわけですが、攻めすぎが仇となり、2問ほど不正解してしまい、ぶっちぎりで脱落争いの1位に。それでもなんとか正解を重ね、お二人のポイントも削ることに成功します。
すると、途中でRedさんが珍しく不正解を出し始め、ついに私のポイントを下回りました。そこに追い打ちをかけるように、OGAKUZUZさんが正解を連発。Redさんのポイントが0になりました。

この時点で、私の点数は1200前後だったと記憶しておりますが、OGAKUZUZさんはまだ2800ポイント以上あり、最早勝負は決していました。
それでも諦めずにはいたのですが、最後の問題がOGAKUZUZさんの得意なジャンルだったため、万事休す。私のポイントも消滅し、OGAKUZUZさんが優勝。賞金2800円を獲得されました。ずっとお強かったです。
優勝コメントでは「予定を遅らせて参加したかいがありました」と話されていました。やはり気合いの入り方が違います。
改めまして、優勝おめでとうございます!

終わりに

述べ4時間に渡る大会が終了。画面を見続けていたこともあって、ヘトヘトでした。しかし楽しいヘトヘトです。勿論、D-6さんはそれ以上にヘトヘトだったとは思いますが。「ニッパチかぁ……!」の声がこだましたのが忘れられません。

賞金こそ得られませんでしたが、私も準優勝。これはかなり自信になる結果でした。2週間ほどみんはやに打ち込んだのもかなり活きたんじゃないかと感じております。
前回は4位タイ、今回は準優勝となれば、次回はもう優勝しかないでしょう。第3回の開催を心から楽しみにしております。

改めまして、主催のD-6さん、スタッフのうしろさん、SLIMEさん、ふすまさん、出場者の皆さん、ありがとうございました!

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