3/17 ヤクルトー阪神OP戦 雑感 

結果は0-8の大敗。

まず結論から。
「余り結果は気にせずとも」でいいんじゃない?とw

次に投手。
小川は4回5失点。
ポテンヒットが多かったり、外野両翼の守備が足を引っ張ったり、全然「投球内容と結果が一致しない」のは多分にあった。公式戦なら負けは負けだがOP戦ならば「良い球、意図した球を投げられたか?」の方が大事。
強いて言うならサトテルくんの被弾。あれは少し反省の余地アリかもしれないが、攻め方が低め中心。内山くんが意図的にやったかは知る由も無いが公式戦で中村がやるようなエグいインハイ攻めはしていなかった。
ローボールヒッターで規格外の飛距離を持つサトテルくん。低めだけで組み立ると「そんなに悪く無い球だったのに何で…?」っていう打たれ方は起こり得る。これはバッテリーとしてもう少し高低も使わないとあれが起こるという良いサンプルに開幕前に得たと思えばよろしいかと。


今野 1回無失点 無安打1四球
ここまで一軍の実戦で投げる機会が少なかったが問題無し。特に変わり無し。今野はシーズン夏場から後半でガソリン切れになってしまう感じなので5か月後も今くらいの調子をキープ出来ていたらいいなと。


星 1回無失点 無安打 三者三振
今日の最大のサプライズにして最大の収穫。
去年までとは別人が投げてた。目をひん剥いてたまげた。
ツイートもしたが最速154。
神宮のスピードガン、たまに90台、逆に160台の明らかな誤計測が出るので最初はそれだと思ったw。
だがその後立て続けに150超、速球平均は常時150あったと思われるので誤計測では無いと。
フォークやスライダーも142,3を計測していて、フォークは中継画面で見た感じリリース直後はストレートの軌道だが打者の手元でスッと消えるように沈んでた。
最後に梅野を見逃し三振に取ったアウトローなども絶品も絶品!五十嵐さんも「ッフゥーーーーー!凄い」と驚嘆してたものw
おそらく梅野は星は幾度も間近で見た投手だろうし、打席での対戦経験も何度もあるはずで「本当にあれが星?」って思ったはず。
過去の対戦はイメージするだろうから、それを遙かに陵駕する球が来るもんだから相当困惑したはず。
プロ入り後は肘の疲労骨折など投げるに重要箇所の大きめな故障があって相当苦しんだと思うし球速も夏場で好調なときでやっとMAX150止まり、最近は142,3のストレートで何とかのらりくらいかわすスタイルが続いていたが、アマ時代の彼を知ってる人なら「これを待ってたんだよ!」ってのが遂にキタ――(゚∀゚)――!!と思ったはずw。

久保 1回1失点 1被安打2四球1失点
2四球絡んだ1失点の時点で良いとは言えないが、最後2死1,2塁のピンチで左打者のサトテルくんを抑えて傷は最小限ならまあ。
中継ぎ投手が毎登板無失点はは無理ですもの。

エスピナル 1回2失点 2被安打1四球1死球2失点
明日雨で今日1イニング行っておいてよの登板で1イニング限定と思われるので、前よりも力入れて若干スピードは速くなってた。常時145くらい、MAXで147,148。ただ全体として一貫してどの球種も制球難。スライダー系の変化球はすっぽ抜けのクソボールばかり、唯一使えそうな球の130台後半のチェンジアップも「あ、その球の精度が高くなったらいいな」ってのが1球だけ。
あくまで『現状では』の前置きだが、明らかに一軍レベルでは無いし使いモノにならない。冗談抜きで給料の桁を一つ間違った。65万ドルもかけて育成レベルの投手を獲った時点で編成サイドも大失敗。年齢がこれで10歳若い21歳ならまだしも、化ける可能性はあっても31歳の投手がこれ…って失望感は半端無い。
外国人投手はこの時期あまり上げてこないものだが、それにしたって一軍枠の競争を考えたらやる気も感じられない。既にお給料に満足してる感がある。
解説五十嵐さん、本当に気を遣ってマイルドにマイルドに「どちらかと言えば育成型」「本人が受け入れるかは別にしてこういう投手はコーチが何か矯正して型付けすれば…」と表現していたがまさにそれ。
戸田に有能なダイジョーブ博士は果たしているか?手術は成功するか?wっていう話だろうねえ…

木澤 1回無失点 被安打2無四球
フルタの方程式で古田さんから直々に「去年でもう(投手から見た)ベースの右半分は武器(強烈なツーシーム)を得たから次は左半分」ってあったけれど、カットボールやスプリッターの使い方の工夫を試している風。
あと被安打は2あったものの、彼の場合はまだ去年は少しボール先行で制球難で崩れてしまいそうな脆さもあったが、そういう気配が随分薄れているので、着実に良くなって来ていると思うし、あわよくば抑えを狙うくらいまで行ってくれたらいいね。


攻撃はね…
青柳さん、流石ですよね。彼は一軍で投げ始めた頃は制球もかなり暴れん坊だったのだがw、年々球の高さを間違えなくなって今やほぼ全ての球がベルト下から膝に収まるんで余程のローボールヒッターでないと遠くに飛ばせない。
横手特有のハードシンカー系の速球、緩いシンカー系フォーク、逆の曲がりのスライダー、球種はこの3つだが、ベースの左右を上手に大きく使うのでホントに右打者があれを打つのは絶対大変。好投手。この投手からHR・長打を打つのは至難。
内山くんがライト線に打った2塁打なんて、高卒3年目であの難しい球を狙って追っつけて打ってるんだから恐れ入る。あと青柳対策の筆頭・宮本がヒット打ったり、左打者はネチっこく行けてたし点入んなかったがしょうがないw。
塩見、山田・村上・サンタナ・中村…。打線の中軸がこれだと欠けちゃうと、走者出してもなかなか「クリーンアップ」出来ないのは当然。攻撃はメンツがまるで揃ってないので、こういう事は絶対起こる。今は打「線」としては評価はできません。


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