今年もこの季節がやってきてしまったなあと…

レギュラーシーズンは、いよいよこれからがセ・パとも優勝やCSに向けたAクラスの順位争いも佳境。

しかし今日10月4日から解雇通告の1次通告期間。そしてドラフトも間近。当然ながらドラフトで入ってくる新人がいる以上、不本意ながら戦力外の形でチームを去らねばならない選手は必ず出る。これは支配下登録枠が70名である以上、悲しい事だがどうやっても不可避。


さて、今年のヤクルト、バンデンハークが既に退団、雄平が引退を決めており、現状での支配下枠は66名保有の状況。空き枠4。誰にも解雇通告しない(そんな事は無いとは思うが)と仮定したら、支配下ドラフトは4人しか獲得出来ないという事になる。

現状、チームの1軍は状態が良く優勝争いの真っ只中、最終順位こそまだ1,2位のどちらかにはなれそうではあるものの、3位の可能性も火曜からの6連戦次第で無いとも言えない。だが、さすがに3位以内のCS進出に関してはもう疑う余地無しで確定的ではあろう。

加えて、やっとここに来て状況はかなり良くなったものの、今年もまだコロナ禍の中でもフェニックスリーグも予定されており、若手育成が主目的になるのは当然として、ポストシーズンに向けた新戦力の発掘や調整なども秋季リーグでする選手がいるであろうと思われる事、更にはまだレギュラージーズンが20試合も残っているとなれば想像したくは無いが怪我人が出る事も考え得るだけに、1次通告で必要以上に沢山選手を切るという事はまず無いと思われる。

先に書いたように現状支配下は66名。解雇の1次通告の人数は「ドラフトで選手を何人獲るプランか?」かで決めて最低限に留めておくのだろうなと。

支配下ドラフトで大体どの球団にとっても一般的な数の6人を狙うならば、1次通告は最低限の2人のみでもいいし、チーム的にもようやく去年までのどん底は脱したゆえ、支配下ドラフトは少なめの5人でもいいなあと思えば1次通告は1人だけでもOKだし、可能性は低いが本当にもう空いている4枠分だけでもいいと編成が考えている(数年前のホークスなどは育成ドラフトの方が多く、支配下ドラフト4人という事もあるにはあった)のであれば1次通告はゼロという事だってあり得る。

ここからは特定の選手名を敢えて挙げる事は避けるが、現状だとチームに残れる当落線上の選手は…、投手で4ないし5名、内野は2名、外野で1名ほどかと。2次通告も含めて今年は多くても8名かなと。ただ、この8人の中では去年の編成の仕方からするとちょっと驚くような「ウソ?その人?」というビックリする人も1人含まれる。

あと、外国人選手に関しては、既に退団となったバンデンハーク以外はなんだかんだで働き場所は見つかった状況なので、いま保有している助っ人達は今年でリリースの人はゼロだと予想される。あるとしたら3人目の野手を保険で獲得(オスナとサンタナに安定した環境を提供するとかプライドをなるだけ傷つけないという事を考慮すれば支配下ではなく一発大化け狙いの育成の野手の助っ人はアリかもという程度。当然育成では3Aで一定の実績があるような助っ人はまず無理だけれども)するなんてのはあるかも。


先にも言ったように、今年はポストシーズン出場は確定的なので1次通告は少なめになるはずだが、ドラフトが終わった時点で70名一杯になるような編成をして、来季用に育成選手からの支配下昇格の為の枠(これがゼロでは彼らにモチベーションを保てと編成サイドが言えなくなってしまう)であったり、外国人の緊急補強用、トレード用の枠で3~5名くらいは最低でも開けておく必要はあると思われる故、最終的には最少なら4,5人、多い場合は先に述べた当落線と思われる8人ほどの全員がチームを去らざるを得ないのかなあと。

プロ野球の秋は来年に向けてのどんなルーキー達が入ってくるという楽しみがあると同時に、去って行く選手がいるという悲しい季節でもありますね。



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