勝ちパターンからの警鐘。

終わってみれば11-14ですよw。完全な馬鹿試合w。これだけおバカな試合だと負けて悔しいですが、それはそれで楽しかったとw。


で、先日「ルールの恩恵、あると思います!」と題して書きましたが、今日は題名にもありますように、それと関連した話題を。


今年は延長無しの9回打ちきり。これを以てして「延長になった場合に備えて最低でも一人か二人はブルペンを残しておかないと…」という心配が一切無くなり、それもあって今年は試合の中盤のタイスコア以上であれば、6回や7回から各チームブルペンの序列3位4位といった勝ちパ、それに準ずる良いリリーバーを投入できるシステム変更があった。

今年のヤクルトで言うと、今は楽天から加入した近藤弘樹、マクガフ・清水(彼ら2人は7,8回は日によって順序は変わる)を競った6,7回に投入し、ゲームを破綻させずに繋ぐ事に成功していて、今の健闘と呼べる順位に付ける事に成功している。

ただ、今日に限って言えば近藤は相変わらずの圧巻のリリーフであったものの、マクガフも相手3塁コーチャーに助けれて失点を免れたに等しい出来で、今のブルペンの序列1,2,3位の本当に一番大事なリリーバーが全員打たれ、結果敗戦。


さて、今日を終わってヤクルトは26試合消化。序列4位までの投手がどれだけ登板したかと言うと…

近藤が14、清水が15、マクガフが13、石山も13。

勿論、『好ゲームが出来ているから彼らの登板数が増えている』という事自体は前向きに捉えたい。なぜなら去年は清水以下の3人が週に一度は何の意味も無い調整登板をしていたんじゃないかという有様だった訳で(苦笑

だが、単純計算をしてみるとこの4人は既に1勤1休以上の【シーズン70登板超のペースで稼働】しているという事である。これはハッキリ言って危険水域。マズい。

科学的立証は一切出来ていないので根拠には乏しいというか無いんですが、概ね毎年の様に60くらい登板し、ある年に『70登板を超えてしまったようなリリーバーは後々に何かしらの投げるに大きな支障となる肩肘などの故障を抱えた』印象があるんです。

参考:登板 【シーズン記録】 https://npb.jp/bis/history/ssp_g.html

具体例だと燕党の皆様ならパッと秋吉は思い浮かぶだろうし、記録を持っている元阪神の久保田さん、それから藤川球児さんも故障はしたし、元巨人の山口鉄也さんも最後は故障に苦しんだ。スポーツ医学者でも無いのでやはり科学的立証は一切出来ないですが、上記URLに載っている人達、いわゆる前時代の時代が違う野球だった頃の超絶な鉄腕投手はそれでも持ちこたえたみたいですが、近年と呼べる年代のリリーフ投手達は結構キャリアを「太く短く」で終えてしまった人が多く、元中日の浅尾拓也さんなどはその最たる例で、勝手に唱えている『70登板危険説』なんですが、一概に間違っていないとは自分なりに思っているところです。


本当に今日はこっぴどい(それでも笑えた部分はありましたけれどもねw)試合にはなってしまった訳ですが、勝ちパ3人が揃いも揃って打たれたという事実。彼らからの悲鳴が今日上がったと。是非、これをベンチの首脳陣は『勝ちパターンからの警鐘』だったと受け取って頂きたいなと。

ツイートもしていた事ですが今日のような消耗戦に決して層が分厚い訳でも無い投手陣なので、リソースを全投入して負けてしまうとダメージは残るので、資源は限りあるものとしてどう投入していくか、そこの課題を得て後々に生きたとあれば、今日の負けも意味はあったと思える。


それから、まあやはり先発投手ですよねw。ずっと言ってるんですけども…

「NPBの中6日の間隔で、100球も投げずにマウンド降りてくれるなよ!」ですw。早々に大炎上しちゃうと代えざるを得ないってのはあるが、今は打線が好調で取られてもすぐに追い付くという事が出来ているので今日みたいな序盤大量失点で勝てる訳も無いはずの試合が、なんと9回1死まで1点差のゲームが展開になってる訳。その打線の援護にも先発は応えて少しでも長いイニング投げないといけない。勝つにしろ負けるにしろ、仮に先発が7回投げたら(リリーフを1人1イニング区切りを設定すれば)近藤以上の上位4人の計2人は確実に休める計算になるんだから。

たまには先発投手が野手陣やリリーフ陣を助けてあげないと仕事量として不公平だし、彼らの為にも頑張ってあげないとイカンと強く叱咤したい次第。勿論リリーフだって毎登板1イニングをゼロで抑えられる訳が無いのは今日を見れば明らかだし、それこそ3巡も同じ打者と相対する先発が大変なのもこれまた承知だが、ここまでのヤクルトの投手運用の構図は『長いイニングが投げられない先発投手をビハインド時は今野、接戦ならば近藤が助け、勝ちパ3人に繋いでいる』という極めて明確な形でリリーフ投手の方が一手に負担を引き受けている形で、これじゃダメ。

先発の更なる頑張りは当たり前として、あと今日は大失敗しちゃった梅野、坂本と言った比較的期待を受けて使われているリリーバーももっともっと結果を出し続けてベンチの信頼感を高めて、安定感を身につけてより勝ちパの人達を助けないとダメだし、今のままではいつまで経っても勝ちパの3人からポジションも奪えないぞと。

特に梅野くん、今年は大卒ルーキーと同い年の高卒5年目。

1軍経験も既に沢山持っている訳で、大卒ルーキーの同い年の投手達の大学での4年間と梅野くんがプロでやって来た4年間の差がまさに今年問われる。今日みたいなゲームを完全に破綻差せて終わらせてしまうと言う崩れ方は御法度。少しでも石山以下の負担を減らし、ポジションを奪い取るくらい頑張って欲しい。頼むぞと。











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