2年連続の…(苦笑

OP戦、最下位ですねえ~w


まあでもOP戦の順位はね、去年はそこから日本一まで行けたという実例があるので、本当にそこまで気に病む事も無いでしょう。


さて、練習試合やOP戦を見て感じた事をまとめてみようかと。

まず、投手の方から。

先発投手が集中打喰らったりして捕まった日はあったが、毎回先発がビシビシ抑えるのも不可能だし、そういう事はシーズン中でも時々は起こる。

ただ、先発投手も小川・石川・奥川・高橋・高梨・原に金久保を加えた7人が開幕から十分投げられる状態で迎えられ、数の不安自体は無い。それに前回2回で今日3回投げたサイスニードに、新外国人がファームで4月中に3~4登板してGOサインになれば数だけなら去年と同様に奥川や高橋は中6日より長い間隔で運用する事も不可能では無さそう。

次はリリーフ。

清水なんかに関してはもう侍ジャパンでも行けるなと確信出来るほどの非の打ち所の無い圧巻のOP戦。マクガフも順調、今野も去年並みの投球は維持出来ているし、石山も7回でも行けそうで、8,9回の勝ちパに疲労蓄積の日はそっちで使うような運用もありそう。

あとは大西と大下、去年のイニングイートを担った2人に関しては、去年の1軍での経験値が生きて更に良くなっているという印象で、競った場面でも十分使えそうな好投を見せていた。

ただ、問題が無い訳でも無い。

左のリリーフは坂本がやっぱり今日も無駄な四球出したりで、OP戦では特段去年よりも良くなったという印象は無く、結局左のリリーフは田口に頼る事になりそうだし、宮台においては凄いチャンスもらえそうだったが捻挫で離脱。左のリリーフ不足は全く解消はされず。

あとは残念だったのは、木澤や星。OP戦の内容を見る限り一軍で使えるという期待感はは出せなかった。一軍ボーダーからの突き上げという点ではこの二人は成功しなかったかなと。もう一回下で結果を残し続けて機会を虎視眈々で頑張って待つのみ。

だが、投手を総合的に見てみると、OP戦では『去年日本一になった一軍で役割を得ていた人達』に関しては総じて去年並みか上積みを感じる人もいて、外国人が抜けるという事も無く、極端にレベルダウンという印象は全然無いし、特にリリーフは凄く安定していたので総合的には合格点のOP戦だったと評価してもいいのではと。


次は攻撃。

まず、1番打者という点で塩見が開幕に間に合いそうなのはホッと胸をなで下ろすところで、復帰戦になった今日もマルチヒットで、ややライトよりの中越え三塁打などは持ち味出ていて、シーズン通して去年並みを最低ラインで期待したい。それ以上ならなおヨシ。

2番青木。正直、相当に不安。OP戦の打撃内容はメチャクチャ悪かった。ストレートに完全に差し込まれてのポップフライや、当てただけのボテボテの内野ゴロが殆ど。デイゲームが極端に苦手なのも分かっているので「まだ調整中」だと思いたいが、年齢的に衰えが来ても不思議では無い。ただただ、開幕したら打ってくれる事を願うばかり。

3番山田。春先の山田はもう毎年こんな感じねw。花粉、はよ終われとw。

4番村上。上田さんのYOU TUBEだったかな、少し重心を下げた打撃に挑戦という事のようで、イマイチ打球が上がらなかったが最後にHRも1本出たのでまあ戻るべき原点は去年一昨年で出来ているはずなので、心配無用かと。

5番サンタナ。死球で下手すりゃ骨折?という心配も今日も試合に出ていた位なので、開幕スタメンは大丈夫そうで何より。まだ大っきいのが出ていないが、選球眼は去年から変わらず良いし、彼も開幕してから上がってくればと。外国人は今は本気は出してないのは普通。

6番。さてどうなる? 中村が残念ながら開幕は間に合わず。でも戻ってくれば中村を入れるだろうが、それまでをどう凌ぐかはかなり注目点。選択肢は2つ。ショート長岡か、キャッチャー内山壮真か。これはどちらの人選もあるはずで、攻撃重視で内山を使うならば6番内山壮、8番長岡という日もあるだろうし、別にこの二人がスタメンの日は、相手投手の左右なんかで打順は6,8のどっちでもOKというところ。

7番オスナ。OP戦の最後の方に来てボールの見極めは良くなって来たかなという印象なのはプラス。ただ、やっぱりアウトの打球の内容が擦ったフライか叩き付けたゴロにかなり偏りがあって、良い当たりのアウトは少なかったので、去年の後半の不振から完全に脱却のそこまで感じられなかったので、打率がどうかな…というのはある。

8番。ここはひとえに、キャッチャーを内山壮と古賀のどちらを使うかに依る。古賀に6番はまず打てないので古賀スタメンならば無条件に8番になると。

ここまでは開幕のスタメンの打順予想みたいにまとめましたが、野手の諸々を。

キャンプ終わりからOP戦初期では、一軍ボーダーやレギュラーボーダーラインの人達のアピールがゼロに近く高津監督からも嘆き節。「こんな有様だと、キャンプもっかいやるかい?」っと言いたくもなったが、長岡・内山壮・濱田。この3人は一軍ボーダーのラインからは明らかに抜け出して来たのは大きな収穫。日本一になったチームで去年からのオーダーは弄りづらい状況だが、使ってみたいと思える収穫が3人『も』あったってというのは、かなり喜んでいい事かと。そういうプロスペクトが見当たらない球団だってある訳だから。

解説の高木豊さんが仰っておられたが「ヤクルトの若手って凄い使いたくなる。未来は明るいと思うね」という言葉があって、それはリップサービス込みで褒め過ぎかもしれないし、使って結果残してチャンスをモノに出来るかの保証も無い。だが使おうと思える若手がいるという事は自体は当然だが良いこと。

で、その若手に押され気味の西浦。長岡と比較するとサイズもフィジカルもあって送球の強さや、これまでの一軍での蓄積もあるので守備の総じての安定感はまだ全然勝ってると思うが、長岡くんが打って結果出してしまえば少々の守備のマイナスは相殺され、チームの将来を考えて当然若い方が使われるようになっていく。ここで若い元山や長岡に決定打を見舞われると、年齢的にどんどん出番は減らされる事は必至。守備固めの人になっていくばかりで意地を見せねば序列は下がる一方。まだ左投手が先発ならばスタメンで「使ってもらえる」事はあるだろうが、球団の編成的には去年からの元山の起用をみても明らかに「次のショートを作ろうとしている」状況ゆえ、もうショートとしては完全に崖っぷち。頑張れ!

あとは荒木。いつまで使うんだ…という批判も多いみたいだが、あんな便利な人はそういない。公務員的なお堅めの渋いプロ野球選手ですよw。シーズン入ればそんなに実戦の打席は与えられないのだから、OP戦の段階では打席も沢山あげたりする訳でね。ベンチに宮本(走塁で怪我したみたいだがはよ戻って来い)と荒木と、左右のユーティリティがちゃんといるって事は必要な事でね。今年は延長も12回になるんでOP戦のうちに一杯出番を作ってあげた方がいい。


残念だがアピール成功しなかったなという野手達。

ルーキー丸山和。守備の捕る投げるは全然問題無いし守りは肩に難ありの山崎よりもいいくらいだが、打つのと盗塁など攻撃面ではまだ一軍レベルに到達していないか…という印象。山崎が離脱中ゆえ開幕カードの投手枠が多く空いている3戦目までは一軍に居そうだがそれが終わると「まず戸田で一杯実戦経験積もう」になるかも。山崎と丸山と、現状は別にどっちでもいいんじゃない?程度で、どちらにも決め手無しという消極的選択の状況か。

あと並木。成功した盗塁を見れば足の速さはピカイチ。だが代走でいきなり牽制死するは、打席では凡退が大体ショートゴロで足が全く生きない併殺打ってみたり…。意図した右打ちのケース打撃も全く出来ない。代走であの牽制死は信頼は出来ないし、打席も与えようとも全く思えない。マリーンズの和田くんのように「走塁面だけはプロでも完全に一流」に到達しない事には一軍での出番はまず来ない。現状はかなり一軍には遠いと思わざるを得ない。

結局、山崎はコロナで離脱で、外野手の足系の人達に関しては、誰もかれもが五十歩百歩で彼が居るとチーム力においてプラスだなという決め手が無かった。これだとOP戦でほぼ出番は無かったが、開幕からの外野の代走・守備固めは去年一軍でその役目を務めきった渡邉が居るんで、序列からすれば彼になるのかなと。そこは実績残した人が枠を勝ち取るべきではある。


まあ攻撃は練習試合、OP戦を通しては得点機であと一本が全然出なくて、かなり得点力不足を露呈したのは不安ではある。だが青木・山田・村上といった人達は打つ『責任』というかもっと強い言い方だと『義務がある』ので、開幕してしまったあとは『OP戦だから…』の言い訳も通用しないので、公式戦では打ってねと。それだけw。

あとバント。プロなら仕事としてちゃんと決めましょうよと。本当に余りにも失敗が多かった。毎試合、好きなようにバット振って6点も7点も取ってしまうなら不要かもしれぬが絶対そんな上手い話は無い。仮に猛打の日で乱打戦になったとしても終盤の僅差となれば、ケースによっては送りバントも必要なケースはある。


超長くなりましたが、総じて投手はOKなOP戦。攻撃面は去年はちゃんと繋がって日本一まで行けたが、OP戦では走者は結構沢山出たが打『線』にはならなかったですね。

去年も開幕前や開幕カードの3連敗を見て、自分は「今年(2021年)もこんなんじゃ最下位になっちゃうぞ…的な事を書き殴りましたが、聖域化してはならぬと書いた石川は投球内容を改善してローテ投手たる所を見せてくれましたし、開幕カードの3連敗で捕手もやられすぎだろう…と言ったが終わってみれば中村がシリーズMVPで27番を継承したり、課題は早い段階では山積していたが、シーズンが進む間に投手運用も、バッテリーワークも、5番打者問題も…あれもこれも問題が一つ一つと解決されていって、最後は日本一まで上り詰められましたからね。

今年もOP戦の結果は最下位でしたが、若手野手の3人や大西・大下と言った投手、順調なリリーフ陣と収穫も勿論あったので、悪い事ばかりでは無かった。やっぱり「OP戦はOP戦」でしかない。

あと4つ寝ると開幕戦、その日を楽しみに待ちましょう。




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