とりあえず今のところは…まるで「進化・真価・心火」もしてないなあ…っていう

いやあ今日も負けた、負けた、また負けた。

これでOP戦の最下位が決定。

OP戦も最下位になるとシーズンで良い成績出しているチームってのはやはり少ないので、こりゃ今季もそう多くは望めないだろうなあ…と言っておくしか無く、アレですアレ。学生さん達でいうところの「いやあ…今日のテストは全然自信ないわあ…」って表明しておいてちょっと良かったらめっちゃ喜ぼうという状態ですね、ファン心理的には。


ツイートもしたんですけども、それにしても野球が余りにも非効率的で勝ちにくい感じなのがどうなんだろうねえ…と思ってしまわざるを得ないプレシーズンの実戦でしたね。


まず、とにかく『負け方に進歩が無い』のが見ていてつらいところ。

安西先生ならきっと

まるで成長していない

こう云う事でしょう…(苦笑


ヤバいとされた先発投手陣はローテ候補者の6人のうち半分にあたる3人ほどが3回も保たずに大炎上しちゃって試合を中盤に至る前に早々にぶち壊しにしてみたり、投手が良くて3点以内に抑えた日には今度は打線が抑え込まれてロースコアで競り負けてみたり、逆に投手が打たれた日は打線は少し追い上げるが結局追い付かない程度の反撃に抑えられたり…、負けのパターンだけはこれでもかというくらいのレーパートリーの豊富さは、ここ数年の低迷した年にはもう嫌というほど繰り返された光景。

そして攻撃でも、競った試合の終盤で送りバントが決まらない、最低でも打って欲しい進塁打が打てないとか、あと一本のヒットが足りないという勝負弱い様もまた、もう見飽きたんですけども…という。

まず今年のキャッチの最初にある、「進化」がまるで見られない。


で、やっぱり見ていて青木・山田・村上といったプロ野球の花形レベルの役者さんを支える「スタメンで試合に出る脇役」達のクオリティーってのは足りてないなあ…って思う事多々。

良い演劇や映画って、主役ばかりが際立っている訳ではなくて、脇役の渋みであったりで、トータルでバランスが取れているから素晴らしく見えるみたいな部分はある訳ですよ。よく主役の押し出し感がエグすぎて「これは見ちゃおれん…」みたいな酷い作品ってあるでしょう?w

主役や花形を輝かせるためのお膳立てみたいな事を、黙っていてもサラッと当たり前にこなしてくれる「仕事出来る男」達の数的不足は感じざるを得ない。

キャッチの2つ目、プロの「真価」を見せられる人達、足りてませんよねえ…っていう。


そしてとにかく、「この1点を取っておきたい防いでおきたい」という場面での勝負への執念や泥臭さみたいなモノ。投手にしろ野手にしろ、このOP戦でそれがあったかというと、競ってほぼ全部負けた訳なので、当然これも見せては頂けなかったので、足りていない。

「負けたくない!勝ちたいんだよ!」っていう「心の火」は灯ってますか?と。プロ野球選手ともあろう人達がこういう気持ちを持っていない訳は無いはずだが、対戦相手だって当然そう思っている訳なので、思いの強さで負けてはおりませんかねと。


今はこの惨状でも幸いな事にこれはあくまでOP戦の結果。本番じゃないって事だけは唯一の救いではある。

練習(練習試合やOP戦)で出来ない事が、本番で出来るかっていうとそりゃ厳しいでしょうねぇ…と悲観的観測を持っておかねば心が保たんとは思う。いかんとは思ってはいる。

だが、野球って投打や攻守の噛み合わせの善し悪しが多分に試合の勝敗に影響するというかそれが直結するので、途端に噛み合わせが良くなるという可能性だって無いとは言えない。それを淡く期待しつつ、開幕を待つしかあるまいなと。いまのところはね。


まあ噛み合わせを良くする為にはコーチ陣が上手い組み合わせを見つけ出すとか、その為の作戦を立てるとか、そういう努力は当然必要になってくるとは思う。「もうちょっとベンチも何か無いのかいねえ…?」と思う事は去年から目に見えて増えている。コーチってのは教えるのが仕事では無くて、あくまで上手く行くための指針を示してあげて導きをする人達。今のチームは特に攻撃面でそういう努力があんまり為されているように見えないのが結構キツいところかなとは思ってますけどもね。



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