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皆さん初めまして No.1

皆さん初めまして。
実験好きなトラ猫です。
この記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は挨拶がてら簡単な実験をしていきます。

最初に

このnoteでは主に実験の記録を
分かりやすくまとめて基本誰でも
真似できるように説明します。

中には皮膚につくと腐食したり
目に入ると失明する薬品だったり
吸い込むと危険な物質を作ることもあります。

実際に作って万が一の時に
どうしたらいいかなどは
記事の中で説明しますが、

実際に作ってどうなろうと
当noteでは責任を負えません

実際に作る場合はそれを前提に
作るようにしてください。

それでは今回は簡単な強アルカリ性の物質を
作っていきたいと思います。

今回作るのは
『水酸化カルシウム』
です。

水酸化カルシウム
化学式Ca(OH)₂
消石灰と呼ばれたりします。

こんにゃくの凝固剤として添加されたり
強アルカリ性なのでph調整に使われたりします。

実験好きなトラ猫は主に
水酸化ナトリウムの製造に使っています。
水酸化ナトリウムの作り方について
は次の記事をお楽しみに

水に溶かすと小学校の理科の実験で
息を入れると白く濁るあの液体になります。

※注意

水酸化カルシウムは強アルカリ性物質で
飽和水溶液はph12.4を示します。
絶対に目に入れないようにしてください。

皮膚につくと、痛み、皮膚の乾燥、薬傷、水泡などの
刺激を受けます。
できれば手袋をつけて作業をした方がいいでしょう。

実験好きなトラ猫はつけないので
指紋がちょくちょくなくなります。
(猫に指紋はありませんが
あることにしといてください。)

水溶液に溶かす前の粉末の状態のものを
吸引すると喉や肺に刺激があるので換気しながら、
もしくは屋外で作業するようにしてください。

実験!

それでは実験していきましょう

一つ目は炭酸カルシウムを酸化させた
酸化カルシウムを水に溶かす方法です。
酸化カルシウム(CaO)は炭酸カルシウム(CaCO₃)を
824℃以上で加熱するとできます。

では初めていきましょう
材料は卵の殻や貝殻、特に白い方がいいですが、
牡蠣の殻やアサリなどでもできます。
もちろん石灰石でもいいですね。

①集めた炭酸カルシウムを七輪などで
風を送りながら加熱する。と
CaCO₃→CaO+CO₂で
酸化カルシウムと二酸化炭素ができます。

七輪は通常だと600℃くらいにしかならないですが
ドライヤーなどで風を送ると
1000℃くらいになるので、
送風して温度を上げます。

そのうち3000℃くらいまで上がる
バーナーの記事を書こうと思ってます。

②そうして得た酸化カルシウムを
水に溶かすんですが一気に溶かすと、
とんでもなく熱くなります
なので少しずつ溶かしていきます。

まず2Lくらいのペットボトルに水を
8分目くらいまで入れてそこに酸化カルシウムを
5gくらい入れます。
なぜ8分目かというと酸化カルシウムを
水に入れると熱くなって膨張するからです。

何度も言いますが少しずつです。

少し入れて蓋を閉めて振って蓋を開けて
の繰り返しです。

ちなみに僕は一気に入れて
ゴトゴト音がしてなんの音だ?と思った瞬間
ペットボトルが割れて大変なことになりました。

おそらく酸化カルシウムの周りの水が熱を発しすぎて
近くの水が沸騰してペットボトルが
弱くなってそこから内圧が上がって穴が空いたんでしょう

ですので何度も言いますが少しずつです。

そうして得た液体をしばらく放置して沈殿を待つと
下の方に何か沈んだ透明な液体が手に入ります。

下の方に沈んでいるのは
水酸化カルシウムの溶け残りです。

実は酸化カルシウムが水に溶けて
水酸化カルシウムになる。
つまり溶解度、溶ける量はとても少なく
0.126 g/100g

まあ大体100mlあたり0.1gくらいしか溶けません
なので理論的には今回2Lの8分目なので1.6Lに
は2.016gしか溶けませんでも5gも入れたのは、

不純物なども合わせて5gですし
後から水を継ぎ足すこともできます。
なので今回は5gにしました。

さて、これで水酸化カルシウムの飽和水溶液が
できました。
それでは2つ目です。

2つ目は直接酸化カルシウムや
水酸化カルシウムを水に溶かす方法です。

1つ目では炭酸カルシウムを酸化させましたが
2つ目では一番面倒な824℃で加熱の作業を短縮させます。

それでは始めましょう
材料は海苔の乾燥剤で
うじゃこらっサッサと入っている
酸化カルシウムを使います。

これです。パンパンに膨らんでいるともう
ほとんど水酸化カルシウムです。

一袋もあればいいでしょう
使い切った乾燥剤なら
湿気を吸ってすでに水酸化カルシウムに
なっているので水にジャバジャバ叩き込んでも
大丈夫ですが、

開けたばかりの
海苔の中から拝借してくる場合は
少しずつ入れないと
さわれないくらい熱くなるので
気をつけてください。

主には1つ目と対して
変わりません。
短縮しただけなので。

なので今回も
2Lくらいのペットボトルに水を
8分目くらいまで入れてそこに乾燥剤を
少しずつ合計5gくらい入れます。
そして沈殿したら完成です。

1つ目でも2つ目でも
沈殿で不純物は沈みますが
たまに変な膜が表面に浮かぶことなどが
あるのでコーヒーフィルターや
濾紙と漏斗で濾過するといいでしょう

強アルカリ性ですが
漏斗が溶けることはありません
漏斗がとんでもなく汚くなるくらいです。

なので毎日使っているコーヒーフィルターを
使うと2度と使えなくなるので
100均で3つセットくらいで売っている
漏斗と半紙などを丸く切ったもので
濾過するといいでしょう。

最後に

いやーできましたね
一応言っときますが口に入れてはいけません。
灼熱感、腹痛、胃痙攣、嘔吐などが起きます。

保管は毒劇物ではないので
100均などで売っているドでかいビンや
ペットボトルで保管するといいです。

今回の記事はここまでです。
次回は水酸化ナトリウムを作るために
炭酸ナトリウムを作ろうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

フォローがまだの人はフォローよろしく
実験好きなトラ猫でした。
それではまた。

バイバイ!

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