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元教室長は再び転職をした

転職して1週間が経過した。
今のところ、業務としては順調に進んでいる…と思っている。多分。
大きな失敗は今のところないが、今の会社に来て気付いたことがある。

前の会社にも通じる事なのだけれども、やっぱり経営者視点がとても強いと感じた。当然、教室を運営するためには経営視点で物事を捕らえる必要はある事は否定しない。前回の会社はFCのオーナーだったし。今の会社はFCではないけれどもそれなりに成長速度を伸ばしている企業だから数字も大事だろうし。

実際売上も上がらなくちゃ、教室の存続にも関わるし、何よりそれは指導している子供たちの為ともなる。

だが、やはり時々その考え方に疲れる時がある。
元教室長も人の子ですから。
金金言い続けるのもメンタルに不調をきたす事もありますって。

そんな中、今の会社の人は面白いことを言うなと思ったフレーズがある。

「お金のことをいかにいやらしくないように伝えて生徒を獲得するかが大事だ」と。

それ、隠しながらでも言うことは言っちゃうんだ…って思った。

金額も大事だとは思うんだけどさ、個人的には指導内容をいかに充実させるかが生徒(ひいては保護者)視点のポイントだと思うんだよね。

各家庭にもちゃんと塾代の予算ってものがあるんだからさ、その予算の中でいかに効率よく満足できるサポートが出来るかが勝負所になると思うんだよな…理想としては。

だから自分は金額の面についてはあまり強く伝えるんじゃなくてさ、どんなサポートが出来るのか、結果としてどんな利益を獲得することが出来るのかをアピールするのが一番いいんじゃないかなって思ってみたりするんよね。

金金言うんじゃなくってさ。
確かにお金かければかけるほど充実できる事が増えるのも確かなんだよ。お金持ちな家庭がどんだけ札束積んで子供に勉強させていたかを見たことがある身としては、本気で成績上げたい方法としては間違いない。
だけど、実際に給料をもらう家庭はそんな裕福な家庭だけばかりじゃなく、中堅層からそうでない家庭まで様々なんだと思うんよね。むしろ、富裕層の方が少ないと思う。ターゲットとして狙うなら、中堅層からそれに届かない家庭の方が一番層としては厚いところだと思うんだよな…。

このあたり、前の会社では富裕層ばかり狙って広告うってたから、これもこれでちょっと疲れちゃったんだよね。

で、中堅層やそうでない家庭が満足できる金額設定とサポート内容を考える事がこれからの自分の仕事で一番大事なところじゃないのかなと…。思ってしまったわけですよ。新入社員が言うセリフじゃないから胸の内に潜めておくけどさ。半年後か1年後か…その時までに自分がまだ在籍していたら、いずれ言おうとは考えている。

そんなわけで、テスト前のこの時期、自習に来る生徒数は少なすぎるんじゃないかと思った元教室長の新入社員はそう思いましたとさw

いかに面倒見よく、有言実行できる塾であるかが、生徒獲得の肝になるんじゃないかな…と考えている。自分の視野をどんどん広げてこれからも言語化に勤めたいと思います。


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