4つの言葉 2020.02.28


 タイトルの書き方を変えてみた。今日も出勤前の隙間時間に書いている。


 15歳の時、マイコプラズマ感染症による肺炎で3週間入院したことがある。期末考査前で授業は絶対に休めないと考えて、解熱剤で無理矢理熱を下げて登校し続けたら、発熱して4日目には左肺が真っ白になっていて即入院となった。結局テストは受けることができなかった。このときの経験から解熱剤も使いようであることを学び、そしてそれは後に薬剤師を目指すきっかけとなった。


 水星が逆行中の時期は何かと過去を振り返ってしまうし、急に昔を懐かしく思い出したりすることもある。上記の件は安易に休めないし厳密な体調管理が求められている今の状況が、あの時と似ているから思い出したのかなと思った。それくらい今は私自身もピリピリしているしどこか不安なのだろう。


 仕事上無理をしないことが無理であり、人がおおぜい出入りする環境で働いている限りはリスクは常にある。これは受け入れるしかなく、あとは自分にできることをやる位しか打つ手はないのである。私が今身体の健康以上に注意を払っているのは、実は漠然とした不安とどう付き合うかである。


 不安になると人は近視眼的になる。不安を強めるような所に注意が向いてしまい、その外側にある領域が全く見えなくなる。不安が雪だるま式に増えていき、いつのまにか自分しか見えなくなる所まで行ってしまうと要注意なのである。頭をクールに保てないと、仕事も日常も支障が大きい。だからそうならないよう、携帯をしばらくオフにしてただぼんやりと過ごしたり、アニメという非日常の世界に逃げ込むのも私にとっては大切なことなのである。


 私は普段から自分自身が不安ループに陥っていないかをチェックするのに、次の4つの言葉を日常で使えているかどうかを確かめている。それは

 ごめんなさい

 ゆるしてください

 ありがとう

 愛しています


 これらはオ・ポノポノの言葉であるが、私自身は意識的に使ってはおらず、この4つのどれかが日常の場面のどこかで自然に言えている時はまだメンタルは大丈夫、という自己基準にしている。あえて口にしてみた時に、これらの言葉の力は非常に深いものがあるものの、意識して唱える類いのものではなく、周りに対して感謝や愛情を持っていれば自然と出てくるものなのだと感じたからそうしているのである。不安と感謝は同居できないのである。

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