”嫌”のサイン 2020.03.24
今日の18:28に牡羊座で新月を迎える。占星術との馴染みのないかたでも春分を過ぎた最初の新月=年度末であり制度の切り替わる時期であるとご理解いただけるだろうと思う。
今年は春分や牡羊座新月だけではなく、夏至・秋分・冬至に到るまですべて「健康や労働(環境)」に該当する6ハウスに天体があり、秋分を除く3つの節目には木星・土星・冥王星がおおむねディセンダント(日没ライン)あたりに固まる星周りとなる。6〜7ハウスに関わる事柄が年間通して取り組むべきものと考える事もできるだろう。
占星術において個人の健康状態や体質を表しているのは6ハウスだけではなく、月や土星のような天体や第1、第2ハウスも関わっているのだが、その中で6ハウスは健康管理に関わる領域を示しており、医療や公衆衛生も6ハウスに該当する。個人の生活に当てはめるなら”生活習慣を含む体調管理の部屋”とも言える。
年間通して社会を挙げて健康管理や労働・公衆衛生の問題に取り組まなければならないという事も示しているかもしれない。今の状況を考えると、今年いっぱいはまだ気を抜くなと受け止めて、しっかり体調管理はしておいたほうがよいのかもしれない。ただ状況が刻々と変化していく中で個人が何ができるかというのは、おそらく変わらないのだろうと思う。
どのような人も体調には波があり、周期がある。その周期をある程度知った上でできるだけ規則正しい生活を送ることも今年は大切になるかもしれない。そして自分の体調を見極めて、自分自身に無理強いをしないように注意した方がよいのかもしれない。
さて、今日の新月図を眺めて思い浮かんだ事を最後に短く記しておきたい。今は仕事や公的な人間関係における、無理な付き合いを辞める事のできるタイミングかもしれないので、どういう状態なら引いた方がいいのかという一つの目安についてである。
人は嫌々ながら相手に合わせたり、相手のために自分の意に反する事を仕方なく選んだりする時、必ず体のどこかに”嫌”のサインが現れる。現れる場所も現れ方も個人によって異なるが、気が進まないという気持ちを無視して無理矢理自分で自分に命令するのだから、人の体のどこかに必ず負荷がかかっているのである。比較的多いのは五感に関わる器官で、眼や耳、喉の辺りに出やすい。(まれにだがじんましんが出る方もおられる)
このような身体の抵抗は一度きりであればかなり短時間で消えるが、日々嫌々を我慢しながらやり過ごす状態が長く続くと、それはいずれ体の症状として、最も本人の弱い部分に現れてくる事がある。また慢性的な体の痛みや関節・神経の痛みとして現れる事もある。
合わない人と、仕事上の付き合いを我慢して続けているなら、その人が近付いたときに自分の体にどのような変化が起きているかをよく観察してみることをお勧めしたい。そしてそれが自分にとって非常に辛く感じたり、自分自身の生活習慣を乱しそうだと感じたなら、期限を決めて付き合いを辞めるか最小限にするか、とにかく引き際を考える時である。
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