きょうのひとこと2020.02.22


 聞くところによると今日は2222(にゃーにゃーにゃーにゃー)の日だそうだ。とは言え、そんな語呂合わせに興じるのはカイヌシだけで、にゃんずたちにとってはいつもと変わらない日なのであるが。


 来月27日に「バイオレット・エバーガーデン」の小説の新刊が発売される。(くわしくはこちら)外伝の”その後”のようだが、公開されているイラストを見る限り、バイオレットの少女の面影がだいぶなくなっていてそれなりに時間が経っているのかなと想像した。


 子供の頃から”強くてかっこいい女性”に憧れ続けた私の最終形がバイオレット・エバーガーデンなのである。オタクの走りの世代(乙女座冥王星世代のこと)で相当のアニメを見てきた私が追いかけてきた女性の中で、最も共感できたキャラクターである。


 実は小説はアニメーションと設定やストーリー展開が若干違っていて、(ネタバレ避けたいのでこれ以上は書かないが)小説ではバイオレットがどれほど過酷な人生を生き抜いてきたかが丁寧に描かれていて、10代の少女ではあるが並の精神力の持ち主ではないことが伝わってくる。芯の強いヒロインは現実にもアニメの世界にもたくさん存在しているが、戦争で両腕を失い、自動手記人形(ドール)として再出発する件も、その後の彼女の社会との関わりも、深いトラウマとまっすぐに向き合えていなければ決して選べない事ばかりなのである。


 この”半端ない”精神の強さは、占星術の見方だと土星と冥王星が絡んでいるように感じる。概ね”凶星(マレフィック)”と呼ばれるこの二つの天体ではあるが、土星は少々の事では折れない強さを、そして冥王星は”底力”や驚異的な持久力、最後まで諦めない粘り強さを表すことがある。もちろんサインとの組み合わせでそのニュアンスは変わってはくるものの、土星冥王星が絡む人は、概して苦労を苦労と思わないところがあるように思う。


 私たちの世代(乙女座冥王星世代)であれば、天王星・冥王星のコンジャンクションに魚座土星がオポジションの年代がある。世代的な特徴は、社会的使命や個人がこの人生で乗り越えるべき課題にも繋がっている。ざっくり述べると、人を救うためなら苦労を厭わない世代なのかもしれない。


 話を小説に戻すが、バイオレット・エバーガーデンもおそらくネイタルチャートに土星冥王星のオポジション持ちなのかもしれないなと思った。




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