2021年に読み残した本たち

この一年は自分にしては本を読んだ年だったと思います。
かといって何が印象に残ったかというと、パッと答えられない。本棚を見ても読んだらすぐ売ってしまうタイプなので、あんまり残ってなかったりします。。。
本の読み方として正しいのか怪しいものですが、読了直後は知的興奮を味わっているので、とりあえず良しとしてます。

さてタイトルの読み残した本たちを、ちょっとまとめてみました。

1『サンデルの政治哲学』小林正弥
政治哲学者マイケル・サンデルの思想の全体像を解説した本です。
80ページくらい読んだところで中断。政治と哲学というとっても疎い分野のダブルコンボで難しい。。。
社会思想や経済学の知識をある程度もっていないと理解が難しく、僕にとっては敷居が高いかもしれません。読んでいて疲れるし、眠くなりますが、興味深いところもあるので頑張って読み進めたいです。

2『西暦1000年グローバリゼーションの誕生』ヴァレリー・ハンセン
西暦1000グローバリゼーションは始まった。ヴァイキングの視点から新しい世界史紡ぎ出す本です。
プロローグのところでストップ。
西暦1000年は現代と似ているという著者の主張はおもしろく、具体的にどんな内容か気になるところです。
なかなか分厚い本なので時間かかりそうですが、じっくり読んでいきたいと思います。

3『ヴェニスの商人の資本論』岩井克人
経済学者の岩井克人による資本主義と貨幣についてのコラム集。
シェイクスピアの喜劇を資本主義と貨幣で読み解く部分は圧巻でした。
こんなに頭の切れる人がいるんだなぁと。それがだいたい1/3で、残りは未読。
未読部分はどうやら専門用語も頻繁に出てくるようで、完全に想定されていない読者です。資本論はちょっと興味あるので、読みたいですが、優先順位は低めでしょうか。

4『全世界史(下)』出口治明
文字が発明された5000年前から現代まで一気に書き上げた意欲作。
上巻は読了し、下巻の15世紀に差し掛かったところ。固有名詞がバンバン出てきてほとんど覚えられませんが、COTEN RADIOと非常に相性が良く同時並行で楽しんでいきたいです。

5『東京島』桐生夏生
海難事故により名も知れぬ無人島に漂着した30数人がそれぞれに生活を始める物語。そのなかに女性はただ一人。
このユニークな設定ですでに期待値高いですが、桐生作品だけに一筋縄ではいかないでしょう。
物語が大きく展開する手前まで読み終えて、これからドロッと異様な人間模様が始まりそうなので、心に余裕があるとき読みたいと思います。

こうしてみると気軽に読める本がないなと、だから途中なんですけども。。。
そうこうしているうちに、2021年も本当に残り僅か。2021は小説をあまり読まなかったので、来年は社会学的な本を中心に読みつつ、小説も読んでいきたいと思います。
それでは良いお年を~。

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