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スキーは楽しく快適に上達しましょう(ゴーグルの正しい使い方編)

みなさん、こんにちは。
スキースクール ゲニース ナトゥーアのFumiです。

今回は「ゴーグル」についてのお話です。

スキーを滑る時に必要な小物の2つ目として、
目を守ってくれる「ゴーグル」があります。

ほとんどの方はゴーグルをお持ちだと思いますが、
「ゴーグル」は「目を守る」為にとても大切な用具です。

スキーというスポーツは屋外で行いますので、
紫外線や風から、雪の日は目に雪が入らないように、目を守ってくれる役割があります。
スキー場(雪山)では、足元一面が雪で真っ白なので、
夏の海での海水浴と同じように、太陽の光の反射もあり、
とても強い紫外線を受けてしまいます。

ですので、
ゴーグル(場合によってはサングラスでもOK)がとても大切なのです。

しかしこれが、
煩わしくて付けたくな〜い!
すぐに曇って見えにくい!
という理由で、ゴーグルを嫌がる初心者、初級者の方をよく見かけます。

なぜ煩わしいのか、
なぜすぐに曇ってしまって見えにくいのか、

それは、まず最初に、
残念ながら「ゴーグルの品質」があまり良くない場合が考えられます、、、汗

「スキーのゴーグル」というものは、値段とクオリティが完全に合致する品物です。
ですので、はっきり言うのも心苦しいですが、
お値段の安いゴーグルは、やはりクオリティーは下がります。
しかも、初心者・初級者の時期というのは、上手な人たちよりも転倒する回数が多かったり、平らな場所の移動が難儀だったりと、
発汗しやすい、、、💦

ただでさえ、自分の発熱で曇りやすいゴーグルが、
クオリティが低いものだと、あっという間に不快感Maxになってしまいます。

大体の方は、このような経験を経て、
次は良いゴーグルを買おう!
と意気込むわけですが、
実際お店や展示会などに出かけて、オススメのゴーグルを見ると、
お値段が、、、
「ウソ〜〜〜っ😵」てな金額だったりします。

なぜ、ゴーグルが高いのか・・・?

それは、年々、ゴーグルの「レンズ」の質が高くなっているからです。

あらゆる天候に合わせて、斜面の凹凸が見えやすいように、
そして、少しでも曇りを抑える為の企業努力の結果なのです。

実際、私たちは最新のモデルを使っていますが、
かなり”快適”です!!!

ですので、
最初の安いゴーグルで不快な思いを経験したら、なるべく次のステップは大きく踏み出しましょう。
ちょっとだけステップアップだと、結果、あまりクオリティが変わらず😭、
結局また購入、ということにもなり兼ねませんので、
スキーを続けたーい!と思ったら、
思い切りも大切です。
逆にそのほうが、結果的に出費を抑えるのかもしれませんよ。

次からが本題、

ゴーグルの正しい使い方!

です。

まずは、レンズ曇る問題、、、

みなさん、スキーをする時というのは、
車での日帰りであれば、車で準備。
電車での日帰りであれば、スキー場更衣室等で準備。
滞在型であれば、宿で準備。
すると思います。

その際、各々準備をした場所から、
帽子にせよヘルメットにせよ、
すでに、頭(おでこ)に「ゴーグル」をセッティング!
していませんか?

これ、
意外に「アウト」です〜〜〜💦

特に雪が降る日は、絶対ダメ〜〜〜

何故なら、ゴーグルに雪が積もって濡れてしまい、
いざ滑ろう!とゴーグルを顔に下ろした瞬間、既に、
「ゴーグルが曇って何も見えない・・・」
となる可能性が高いです。

よく、広告などで、おでこにゴーグルつけてたりしますが、
欧米や、日本でも北海道や東北など、
冬は湿度が低い地域なら、それが可能な日も多いですが、
そんな地域でも降雪の日や、
水分が多い雪が降る地域では、気をつけたほうが良いと思います。

滑る前は、ゴーグルの袋に入れてウェアのポケットなどに保管し、
滑る直前に頭につけるのが、長年スキーに携わっているスキーヤーにとっては常識です。。。(多分)

ゴーグルを買うとこのような袋がついてくるので、絶対に捨ててはいけませんっ!

「湿気」と「自分が発する熱」を舐めてはいけません、、、笑笑

そして、

レンズの傷は曇りと視界不良の原因になります。

どうしても曇ってしまったり、雨や雪でレンズが濡れてしまうことがあります。
そんな時は、ティッシュペーパーやシャツの袖などで拭くのはNG!
レンズに傷がついてしまい、傷が増えると視界不良の原因になったり、レンズ表面のコーティングが剥がれてしまって、曇りやすくなってしまいます。

レンズの汚れや水分は、
ゴーグルを購入したときに付いてきた袋を使って拭き取ります。
この袋、どのメーカーさんも同じですが、メガネ拭きの布と同じく、傷がつきにくい素材になっていますので、
あんまりゴシゴシ強く擦らないように、丁寧に汚れを拭き取りましょう!

次に、

ゴーグルのベルトのゴム伸びる問題、、、

ゴーグルのベルトはゴム素材でできています。
ですので、伸ばされている時間が長ければ長いほど、
ゴムの劣化が早くなります。

以前よりも改善され、”伸び”に強くなってはおりますが、
絶対伸びない、、、ということはありません。

レンズは大丈夫なのに、ベルトが伸び伸びになっちゃって、、、
ということを少しでも防ぐ為にも、
滑る時以外は頭やヘルメットから、ゴーグルは外しておきましょう。

面倒臭い!
と思うかもしれませんが、
ゴーグルを長持ちさせる為に大切な要素の二つ目が、これなのです。

お昼休み、ゴーグルソックをつけて、こんな感じでテーブルに置いていませんか?

私はこまめに外して袋に入れるか、乾かしておきます。

レンズまだ大丈夫なのに〜〜〜
ベルトがこんな風に〜〜〜

となりたくない方は、ゴーグルは大切に扱いましょう〜〜〜

最後に、
スキーが終わった後の保管方法。

スキーを滑り終えて、
宿、またはご自宅に帰ったら、
ゴーグルは袋からだし、なるべく高い場所に干しましょう。(濡れてなくても)

特に、高価なゴーグルは「二枚レンズ(二重レンズ)」になっていて、
その間に入った湿気が、どうにもならない曇りの原因になります。

2枚レンズの間は拭くことができませんので、
”完全乾燥”
の必要があります。

特に湿った雪や雨の中滑った後は、
暖房器具の近くに置くのではなく(温度が高すぎると変形してしまいます)、
暖かい空気がたまる高い場所に吊るしておくのが、一番乾く方法です。

完全に乾いたら、
またゴーグル用の袋に入れて、傷がつかないよう、
なるべく湿度の高くない場所に保管しておきましょう。

長くなりましたが、
以上が、
高価なゴーグルが良い理由、
そしてその高価なゴーグルを大切に扱う方法でした。

スキーを滑るにあたって、
「視界」とは、とても重要です。

私にとって「ゴーグル」は、
スキー板の次に大切にしている用具、と言っても過言ではありません。

みなさんも、
快適なスキーのために、
そして、いらない出費が増えないように、
用具は大事に扱いましょう〜

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