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Fumi先生による、”初中級者の為の「スキーレッスン用語」解説”(1)

このコーナーでは、スキースクール ゲニース ナトゥーアのレッスンの時に使う、スキー用語を紹介し、わかりやすく説明させていただきます。
レッスンでは、なるべく難しい専門用語を使わないようにしておりますが、どうしても、スキーならではの表現などがあり、ある程度のスキー用語が必要になります。上級者の方にも参考になる部分もあると思いますので、レッスンの前に、また復習のために、ぜひ参考にしてみてください。

また、この記事では、
単なる用語の解説だけではなく、それが必要な理由や練習方法なども、写真や動画を交えて紹介しており、自分で練習するときの参考していただけるような内容となっておりますので、2回目以降は有料記事となります。

是非、スキー上達のヒントにご活用いただけると嬉しいです。


*ゲニース ナトゥーアではオーストリアスキーメソッドを基本としておりますが、オーストリアで使われているスキー用語(ドイツ語)を、日本人にわかりやすい表現に訳して説明させていただいております。


【初級編(動き)】

・直滑降-Schussfahren

直滑降は、左右のスキー板を平行にして、真っ直ぐ滑って行くことです。
左右のスキーの間隔は腰幅程度が理想的です。そうすることで、スキー板の滑走面(雪に接する面)が雪面にピタッと接し、安定感が良くなります。

スキー技術の全ての基本となるポジションです。

初心者、初級者の皆さんは、緩やかな斜面を利用して、直滑降で滑りながら膝と腰を曲げて上下に動いたり、前や後ろに傾いたり、片足を上げてみたり、ジャンプしたりなど、
いろんな動きをしてバランス感覚を身につけると良いでしょう。

・プルーク-Pflug

プルークとは、直滑降の姿勢から、両方のスキー板の後ろの方を外側へ開き(押し出し)、カタカナの「ハ」の字のような状態で滑ることです。
直滑降よりもスピードが抑えられるので、スピードコントロールができるようになります。

スキーを開く量(「ハの字」)が大きければ、よりブレーキがかかり、小さければスピードが出ます。
どのくらいの大きさにするとどのくらいのスピードになるのか、様々な大きさで試してみましょう。

動きのコツは、脚や膝を内側にひねったりするのではなく、
踵を外側へ動かし、つま先は内側へ向くようなイメージで行います。

また、開く時は膝と腰を曲げ→伸ばしなから元の姿勢に戻る、というように、何度も繰り返し練習してみてください。

ブレーキをかけたい(停止したい)時は踵をより沢山外側へ押し出し大きな「プルーク(ハの字)」にします。


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