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ディズニーが送るお絵かきソフトとアクションライン

ニンテンドー3DSに「ディズニーアートアカデミー」というゲームがあります。これはかなりオススメできるのでざっくり紹介していきます。

▲詳しくは公式PVで

今ゲームと書いてしまいましたが、これは正確にはゲームというよりお絵描きハウツーソフトウェアですね。ディズニーキャラクターの描き方を、DSのタッチペンを使いながら懇切丁寧に大量のレッスンを通して教えてくれます。発売時期的にアナ雪くらいまでの映画のキャラが対応してたと思います。任天堂のおえかきシリーズ「絵心教室」「ポケモンアートアカデミー」の派生のひとつとしてつくられたものですね。

俺はこのソフトの発売を知った直後音速で購入しました。ほら、あたしってディズニーとか大好きなタイプじゃないですか。もっというと、ディズニースタッフの天井知らずの画力に憧れているんですね。つまり俺は、このソフトを通じてディズニーの技術が得られるんじゃないかと思ったわけです。

実際のところどうなのか?おまえはどうせ百均で売ってる塗り絵程度のlessunだとナメきっているだろう(逆噴射メソッド)。これで学べる絵の描き方はガチです。輪郭線のとりかた、○□△の図形をつかったアタリのとりかた、曲面へのライトの入れ方、ネガティブスペース(注:物の輪郭の外側を形として考えるやり方)の見かた、かっこいいシルエットやポーズ、イメージカラーによるキャラクターへの印象の違い、といったキャラクターを描くうえでの基本は全部教えてくれます。ディズニーキャラどころか、絵の基本がほぼ詰まっているとゆっても過言ではありません。

「ハデスの描き方がわからないよぉ」とか嘆いているやつでも絶対に描けるようになるとかんぜんに照明されているのです。ディズニーも任天堂も間違いなくシリアスですね。

俺が感銘を受けたのはアクションラインのレッスンです。取りたいポーズに合わせて事前にズバッと一本線を引いておくと、動きをつかみやすくて後で詳細を描くときに困らなくなる、という小技ですね。おれはこれを10年早く知っておきたかったと本気で思っています。

▲見ての通り本格的

▲ノアだけはガチ

アクションラインは海外サイトのお絵描きハウツーではわりとメジャーのようで(画像検索結果)、必修科目といってもいい技だと思うんですが、どういうわけか日本のほとんどのお絵かき教本で全然教えてくれないんですよ。情報規制かよ!と思うくらいに。知っているかどうかで描けるものの範囲が爆発的に変わるので、日本でも義務教育に入れておくべきだと思いますね。

▲これは貴重なすっぴんアースラさん

もしあなたが本格的に絵を描き始めるつもりだったり、お子さんに英才教育を受けさせておきたいと思ってたりするならば、こいつは間違いなくアタリな一本です。ディズニーは世界中のキッズたちにこれをやらせてアニメーターとして招致する気なのでしょうね。ディズニーの世界征服までもう少しです。

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