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そんな簡単にMLBファンは増えない

ご挨拶


こんにちは、しゃーざーです。

今シーズンがあっという間に終わってしまいましたね。
そして今回は、なんともまあ悲しいタイトルを付けさせていただきました。




MLBオープンチャットについて


私はLINEのオープンチャットという機能を使って
MLB専門のプラットフォームを運営しています。

おかげさまで皆さんに楽しく使って頂いていることもあり、
2023年9月終了時点でメンバーは580名を超えました。我々はこのサービスをMLBオプチャ(オープンチャット)と呼んでいるのですが、オプチャに参加頂いている方は基本皆さんメジャーリーグに関心のある方です。

MLBという狭いコミュニティにも関わらず580名も集まるなんてすごいなーと関心していたのですが、そのきっかけはなんと言っても大谷選手のMVP級の活躍やWBCでの日本代表の勇姿だったんじゃないでしょうか。

MLBオプチャを運営してもうすぐ4年が経ちますが、なんとなくファンの分布を見ていると大きく2つに分かれています。

1.日本人選手を中心に応援するファン
2.コアなMLBファン

MLBオプチャの中でもトークに参加するアクティブユーザは580名のうち50〜60名(全体1割)程度です。
ほとんどの方は閲覧メインのいわゆるROM専というやつです。
なのでROM専が1なのか2なのかまでは分からないのでアクティブユーザに絞った話で申し上げますと、1と2がちょうど半々くらいいます。

そして今回1番言いたいことがなんなのかと言いますと
この4年で1から2に移ったファンはほとんどいないという事実です。
その理由について、私なりにいくつかまとめてみました。




日本人選手を中心に応援するファンがコアなMLBファンになりづらい理由

あくまでも主役は日本人選手だから

スポーツのハイライトを流す番組を思い返してもらうと、大体日本人が出ている試合を中心に特集しますよね。そりゃそうです。だって現地アメリカで有名な選手(ベッツ、アクーニャ、ハーパーなど)よりも、活躍の是非問わず日本人選手の方が”日本での”知名度がありますから。

私は日本のメディアがとにかく嫌いで、その理由は日本人を中心に仕立ててキャッチーなフレーズで現地の選手を下げる書き方をしたり、大した活躍していないのに、活躍したかのような見出しをしているところです。

例えば藤浪なんて前半戦炎上しまくっていてクビ宣告されてもおかしくない成績だったのに「チームの勝利に貢献!」や「無四球でピンチ切り抜けた!」みたいな感じで強引に称賛して、それを観た人々が「藤浪って向こうで活躍してるんや!」ってなる光景がとにかくアホらしいと思ってました。

大谷が本塁打王になって欲しいからってそこに追随しているガルシア、ジャッジを下げたり、挙句の果てには途中までHRランキング2位につけていたロバートが負傷で離脱したのを朗報かのように報じてインプレッション稼いでいるインフルエンサーが散見されて、がっかりでした。

現地の信憑性のある情報や記事を日々見れば、日本メディアの質や信憑性がいかに低いかがよくわかります。それでも日本メディアの方が日本語だし身近だし情報すぐに入ってくるので、それをあてにする方が多数です。

なんか悔しいんですよね。この感情、分かりますか。
そりゃ大谷は流石にMLBファンとしても文句なしの超一流選手ですが、それ以外の選手は定期的に外部の報道によって無駄に持ち上げられて、他の同等やそれ以上の実力のある選手が全然注目されないのが悔しいんですよね。

ただメディアの力は偉大なので、私1人がそんな想いを抱いたところで大した影響はないんですけど、もっとフェアに選手の良さを知って欲しいという思いがすごく強いのでこの話題を挙げさせていただきました。




MLBファンと日本人選手ファンの価値観の違い

ルーツ

日本人選手を追いかけるのがMLBを見始めるルーツになった方もいれば、そうでない方もいます。
MLBのコアなファンのルーツも上のパターンが多いですが、それ以外にも例えば住まいや仕事、旅行などでアメリカの都市と馴染みがあってMLBに触れる機会がある方がそのままファンになったという話もたまに聞きます。

着眼点

ここからはMLBのコアなファン目線の話をします。
彼らは現地の情報を追っている方が多く、確かでリアルタイムな情報を求めています。楽しみ方も多様で1つのチームを応援する、データ分析や歴史・記録を楽しむ、規格外の選手やスター選手を見つけて楽しむなどあります。

どういうところで日本人選手のファンと衝突するかというと、今のような正しい分析をしているファンと過大/過小評価をしているファンの衝突です。
去年だと大谷vsジャッジのMVP論争、今年だと吉田や千賀の新人王論争などが良い例でしょうか。

上のような話題だとぶつかっている場面をたまに見かけます。
指標(WARなど)や個人成績、過去の投票傾向などを知っているコアなファンは、明確な分析ができるので大体誰がMVPになるのか予想つきます。
しかし日本のファンはそんなことをほとんど知りません。なので「二刀流できるから大谷がMVP!」だの「打率高いから吉田は新人王!」だのそういった意見が出てくるわけです。


(Break・・・)



総評

ここまでの文面を今自分で見返してみたんですけど、書いている自分もまー考え方が偏ってんなと。
私はイチローが好きで、数年前にイチローの引退会見の一部始終を見たときに、記者のレベルが低すぎてイチローがバッサリ的外れな記者を斬っていったのが痛快で、その時期から私もテレビやYahooニュースを完全に遮断したんですよね。

ただこんな偏りすぎた価値観を持ってはいるのですが、何にせよ偏りが強ければ強いほど賛否の嵐が巻き起こり、当事者に対して好き嫌いがハッキリしやすくなります。

ただ今後の決意としても物申しますが、私はこれからも偏りのないフェアな情報発信を心がけていきたいと思います。日本人ファンに対してはメディアの影響を受けているんじゃないかと半ばバイアスがかかっているので、それは良くないことだとは思っているのですが、それでも自分の関心のある選手やチームがメディアによって下げられてそれを一緒になって一喜一憂している人が1人でもいなくなって欲しいみたいな気持ちが強いです。

ルイスロバートは東京ドームで今年WBC観戦したときにキューバ代表で出場していました。迫力のあるプレーで好きになったのに、大谷のホームラン王が取られるからという理由で、9月後半になって勝手にライバルだの敵だのとヒールのように連日取り上げられていたのがめっちゃ嫌でした。

最後に・・・
この話題をYouTubeで取り上げようと思ったのですが、負の感情で作る作品というのは前向きな表情を出せないですし、やっぱりYouTubeは楽しくやりたいので、今回はこのnote止まりにすることにしました。

今後はしゃーざーチャンネルで面白いコンテンツを追求して作り上げたいと思いますので、これからも温かい目で見守ってくれると嬉しいです。




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