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私と音楽③~えみさんのヴォーカルサポート~

そうして始まった、えみさんのヴォーカルサポート。(2023年5月)
私はえみさんのことをまだ詳しく知ってるわけではないけれど、
インスタで、えみさんと4期生とのやり取りを拝見していた印象は、
【ただのボイトレではない】。

ボイトレを通して、受講生たちは「自分」とひたすら向き合うことになる。
時にそれは苦しくもある。
歌を歌いながら、技術的にもマインド的にも壁にぶちあたり、
どうしてそこに壁があるのか、どうやって乗り越えていくのか、
歌いながら、苦しみながら、ひたすら自分から逃げずに向き合う…
そんな印象でした。

また、えみさんはとても洞察力と言語化力が鋭いと思いました。
えみさんは受講生の歌う歌や、やり取りを通して、
相手のことを技術的な面も精神的な面も見抜き、
それを伝える時の言語化がものすごく上手でセンスがある。
言葉が純粋でストレートだからズバッと言われる感じもするけど、
でも、実際に的を射ている感じ。

自分と向き合って、自分の気持ちを言語化するって
とても大事なことだと思うのだけど、私はこの「言語化」を
難しいと感じているんだよね…。
自分で勝手にそう思い込んでいるだけだろうけど。
言語化力って実際にやって、経験を重ねることで磨かれるとも思うしね。
ただ、今の時点で私は、自分の言語化力が弱いと思っている。
【だからこの人のレッスンを受けたい】
そう思いました。

ボイトレに限らずなんでもそうだけど、
ただ、その技術を得たいとか、ノウハウを知りたいとか、
そういうことじゃないんだよね。
その人の考え方や価値観やエネルギーに触れたい。
そっちの方が大事だと私は思っている。

「私と音楽②」に書いた、えみさんとの事前コンサルで課題曲も決まり、
いよいよサポート開始。
継続の受講生もいるし、受講生によって内容は様々だと思うけれど、
私は初めてだったので、まずは基礎の発声練習。

はい。ここでまた、私の「頑張らない癖」出ましたねー。
コツコツ、地道に努力、苦手。
「歌が上手くなりたい」と思って5期に申し込んだのは自分なのに
なんで頑張らないの??
練習もせずに、うまくなるわけないじゃん。

基礎連に力を入れていなかった理由(という名の言い訳)を一応書くと、
発声練習は結構大きな声を出すから、近所に聞こえるのが恥ずかしい。
(お留守かな?と思えるタイミングを狙っている。)
勉強とかお仕事とか、やらなきゃいけないことがたくさんある。
(↑これは完全に言い訳でしかない!!書きながら自分に呆れる)
こんな風に言い訳をして、少しも努力していなかった。


そんな時に、えみさんがインスタでシェアしている、
他の受講生さんの気付きとか見てると
「なんか、他の皆さんはめちゃくちゃ頑張っている…」
「どんな方か知らないけど、他の人はなんか凄そう…」
【私はやっぱり「劣等生」…?】

そんな感情が顔を出しました。
音高、音大時代のときのように、
音楽が【音が苦(おんがく)】になってきていた。
ちょっと苦痛になってきていた。
私は、誰に聴かせるでもない歌だけど、
ただ歌うのが楽しくて、もっと上手になりたいと思っただけなのに。
時々、一人で気晴らしに行くカラオケでも、
他の歌はただ楽しく歌えるのに、
課題曲は全然思うように歌えなくて、
課題曲を決めた頃には、歌いながら涙が出るほど
歌詞に共感できる好きな歌だったのに、
”課題曲”となった途端、嫌いになりかけていました。

カラオケの帰り道に、私にとっての歌ってなんだろう?って考えた。
出た答えは、やっぱり、「歌っていて楽しいもの」なんです。
フルートも、ただ自分の楽しみのために吹くのは好き。
私にとって音楽は、聴いたり演奏したりして、
楽しんで満たされるもの✨ なのです。


こんなことを考えながら、気付いたことがあります。
私が、えみさんのサポート5期に飛び込んだのはきっと、

もう一度、音高・音大時代と同じような感情を味わって、
その感情【劣等感】【頑張れない自分】【自信のなさ】に
(当時から約20年経た)今の自分として向き合うってことなのかな…と。

えみさんとの課題曲決めのコンサルの時に私が言っていた
【過去の私を昇華させたい】
そこに今、向き合っているのかな。


あの頃は完全に逃げていた私。
でも、
もっと必死で頑張ったり、たくさん真剣に学んだりすればよかった…
という後悔を、ずっと背負い込んで生きていた。
だから今、もう一度そこのところをやり直したら良いのかな。
人生いつだってやり直せるし、
オセロのように、黒だった歴史を白に変えることもできる。

5期の他の受講生のことだって、全く知らないのに、
「もしかしたら皆さん、私と違って凄そう…」と勝手に妄想して、
「やっぱり私はダメなんだ…」みたいに思う私。

「やっぱり私はダメ」って何!!
めっちゃ自分に失礼じゃん!!!

こんな風に、「他の人を凄いことにして逃げる私」がいるけど、
そんな私もまるっと受け止めて、
自分に向き合い、自分の課題を乗り越えていこうと思います。


私の音楽人生を黒い歴史のままにしたくない。




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