勘所②:具体性・現実性

 お世話になります。今回は、ものづくり補助金の審査項目にある「具体性・現実性」について解説します。「具体性・現実性」については、下記の通りです。公募要領を元に細分化と補記にて重要項目を示しました。

①事業実施体制(人材・事務処理能力、専門的知見)

その革新性のある事業を行うに値する人材や専門的知見があるのか。

②財務状況(赤字により頓挫しないか。その金用意できるのか。)

「やろうと思いました。でもやれませんでした。」で終わらないために、資金調達(クラファン、融資、出資)等の算段がついているか。調達したお金が赤字補てんに転用されないか。

④市場としてニーズあるの?(ターゲットや流通網、市場規模は明確か)

本当にニーズのある人を確認しましたか。確認したなら、どうやって確認しましたか。市場規模やニーズを語るなら、ますはテストマーケティングを。

⑤収益性・価格(その価格で売れるの?儲かるの?)

価格の適正感について論述してほしい。(相場との比較、差別化ポイント)

⑥事業化するまでの工程やスケジュール感は具体的か?

工程やスケジュールは明確?ガントチャートで表現してくれると尚良し。

⑦費用対効果。付加価値、経常利益は向上可能か?

・投資分の回収が可能か。

・結局、賃上げできるのか。

・税金、もっと収められるのか。

これらのの審査事項は、ものづくり補助金だけでなく、小規模事業者持続化補助金やIT導入補助金においても同様の審査項目になります。意識して、事業計画を策定して頂ければと思います。




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