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New Yorkより年末のご挨拶

2023年、最後のカレンダーをめくる日がせまります。
時は坦々と、一秒一刻を変わりない速度で刻んでいるのに、感覚的には、まるで流れ星のように一瞬に過ぎ去っていくかのようです。幾つもの流星の群れが、それぞれの命運を持って宇宙を駆けているようです。

たくさんのことを伝えたい、語りたい、と思っているうちに、心の中にたくさんの思い出のファイルだけが積み重ねられています。
旅重ねて、空を駆けているうちに、それをなす時間がありませんでした。

やっと、ニューヨークの女神の前に帰ってきて、せめて最後の時を惜しんで、輝くときの一瞬を分かち合いたいと思います。

【Late Autumn Suburb of Tokyo】

晩秋の季節を日本で過ごしました。ささやかな憩いのひと時、心の情景を、チェロの演奏とともにくつろいでくださいませ。

国立市に残る古民家のカフェ

たたずまいが、昭和の軽井沢の別荘を思い出させました。美味しいコーヒーと友との語らいも、楽しく、時がゆったり流れる一時でした。

今年の締めくくりに、輝くニューヨークの晩秋の映像をお送りいたします。

【Golden Time in New York】

黄金色に輝く、一日の終わり、最後の輝きを放って、太陽が海洋に沈んでいく、この一瞬の荘厳な輝きに目を奪われます。地球上では悲しい、悲惨な現実に置かれた人々は、やり場のない怒り、悲しみに涙にくれ、体中が張り裂けそうな慟哭の時に身を置いているに違いないと思いながら。

同じように、かの地にも太陽は夜の帳をおろす前に、最後の輝きを放って、黄金色に人々を包んでいるだろうか。でも涙は枯れないであろう。慟哭も絶え間ないであろう。
そんな地球の裏側に思いを馳せて、この素晴らしい一瞬を享受している。
爆音も砲弾も聞こえない、ただ静かに時が流れていく、ニューヨークの河沿いで、幸せな人々を見つめている。

「Golden Moment of End of The Day」Jazzの音楽で映像をお楽しみください

新しき年も、太陽は輝きを放って上ってきましょう。佳き年の到来を心よりお祈り申し上げます。

新年も引き続き発信して行きますので、よろしくお願い申し上げます。

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