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軽演劇部について あと演劇について

おはようございます。
ブログを開いてくれてどうもありがとうございます。
しんろくです。

軽演劇部とは、
ぼくが東中野オルトスピーカーで
毎月開催させてもらっている

誰でも演劇体験会です。

ところがですね

ええっ?誰でも演劇体験会?
楽しそう!行くね!

と言う人は
今のところ見たことがありません。

そりゃあそうよね。

だってこれじゃ
何するかわからないもの。

なんだよ
誰でも演劇体験会って。

なぜこの説明がうまくできないのか。
その事を考える為に

今日は僕が演劇を学ぶ上で
「へぇ!」
と思ったことを書いておきます。

独学なので史実と間違ってるところがあったら
教えてください。異論は認める。

よろしくお願いします。


「演劇」は「音楽」と同じ。


おれ、音楽やってるんだ。
へぇ、どんな?
ロック。
あぁ、いいね。


この会話は普通である。

おれ、演劇やってるんだ。
へえ、どんな?
えっとね、すごくアングラな感じの
群像劇で鬼が出てきてヒロインに取り憑いて
新撰組が実はいまも存在してて…

あぁ、がんばってね…

どうしてそうなってしまうのか。


演劇は音楽と同じように
多様なジャンルが存在する。

演劇も山ほどジャンルがあるのだけど、
殆ど説明がなされていない。

やってる本人も自分のジャンルがなにかよくわかってない事が珍しくない。

演劇はどうやって派生したかが
結構曖昧だからだと思う。

なので今日は演劇のジャンルを自分なりにわけてみたい。偏見にまみれているというか
当事者が読んだら怒りそうだけど
それはそっちの啓蒙が足りない事にも
責任の端緒があるので
引用リツイートで反論してほしい。

1.新劇
明治維新、富国強兵により
海外の真似をしようとして留学した日本人が広めた。
英語やロシア語のように
日本語を話そうとした。

ハキハキと、朗々とした読み方が生まれた。
が、日本語を英語のように読む事には
なんぼか無理があるが、それを芸に昇華。
劇団四季とか。

映画の吹き替えなどでいまでも大活躍。

2.アングラ演劇、小劇場演劇
この二つは厳密には大分違うけど
今回はまとめさせてもらう。
天城越えを歌謡曲と言ってるくらいに思ってほしい。
俺たちはそんな外国人みたいに話さないよ。
という反論から生まれた。
大きな感情を取り扱うのが好き。
子供の頃の感情や原風景を再現する。
首を前に出したり
「うん!」「わかった!」
などと言いながら大袈裟な動きを好む。
「あの人たちのように!」
とかやたら言いたがる。
急に踊る。

早口で大声で沢山汗をかく。
ブームになった。
唐組とか
つかこうへい劇団とか
キャラメルボックスとか。

3.現代口語演劇
だから俺たちはそんな風に話さないってば。
という冷静なツッコミから生まれた。
まるで普通の会話。
同時多発会話。
稽古してるのか雑談してるのか
俳優間でも区別がつかない時がある。
「あの、その、ええと、あれあれ」
などの今までのセリフらしくない言い回しが
よく言えばリアル。退屈にも映る。
青年団。

4.ラーメンズ
日本の不思議な都道府県。

あんまり詳しくないので
ミュージカルはここでは割愛させていただきました。

が、大きくみれば今ある演劇は
大体このいずれか
あるいはそのミックスで構成されています。

ぼくは現代口語4、小劇場4、新劇2くらいの
ブレンドが好みです。

軽演劇部では、
このブレンドを即興でやります。
なので、
普通に話してるテンションから始まります。

だから初心者や素人でも大丈夫。
(言いたいことはこれ。)

そして、ぼくに演劇を教えてくれた
鈴木忠志の言葉

「俳優の仕事は見る人に希望を与える事です。」

という教えが
今も僕のショーマンシップの芯にあります。

どんなスタイルの演劇も
それぞれに素晴らしいです。

そして、どんな作品も
観た人に希望が与えられますように。

しんろくでした。

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