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映画とかのはなし

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観た映画やドラマのはなしを書いたnoteが入ってます。シナリオ創作に役立つ技術よりのはなしを書いているつもりです。
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アメリカの絶望と希望が見える『mid90s ミッドナインティーズ』『行き止まりの世界に生まれて』

基本的にアメリカのスケートボードカルチャーには、接点もないのですが、映画『mid90s ミッドナインティーズ』を10月13日に観に行って、「こりゃ、『行き止まりの世界に生まれて』も観なくちゃな」ということで、17日に観てきました。 『mid90s ミッドナインティーズ』は、「『21ジャンプストリート』などの出演でも人気の実力派俳優ジョナ・ヒルが監督としての才能を開花させたデビュー作。ジョナ・ヒル自身の半自伝的な10代の想い出をもとにした珠玉の青春映画」 公式サイトより 「

暑くなる日々に要注意。スパイク・リー監督『ドゥ・ザ・ライト・シング』

暑い、とイライラする。けど、暑い夏こそKeep writing! でも、これから暑い暑い8月を迎えるぼくらは、要注意。 なんせ、暑くてイライラしてくると、いままで蓋をされていた潜在的な問題があらわになるから。 そうスパイク・リー監督の『ドゥ・ザ・ライト・シング』は教えてくれます。 『ドゥ・ザ・ライト・シング』は、1989年に公開。この映画の根底には、アフリカ系アメリカ人の黒人に対する人種差別問題があるのだそう。 Amazonの作品レビューより ブルックリンの黒人街ス

映画『LEON』の出だし10分の魅力を、800字でまとめてみた

言わずと知れたリュック・ベッソン監督の名作『LEON』。特にすごいのが、出だしの10分。ここだけで「もうこの映画、絶対おもしろいだろう」と観客に思わせちゃいますもんね。 ポイントは、主要人物の登場のさせ方にあり!ですね。 ①最初の2,3分で、天地人の紹介完了!まずは冒頭の2,3分。天(時代)、地(舞台となる場所)、人(登場人物)をさらっと、でもかっこよく紹介。 海辺?の空撮からはじまり、大都市の全景が映り、カメラは街中へ。そしてリトル・イタリーと書かれた通りに入り、とあ