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「地域社会学におけるボランティア研究の動向と課題-構造の隙間と潜在的機能に着目して-」

都築則彦/地域社会学会第49回大会

◆概要
都築さんは、長年のボランティア経験の中で、一日限りを含む、期間限定で参加するボランティアが多い中で、ひとつのボランティア団体の姿勢や性格が(ごめんメモがないので姿勢・性格という言葉遣いだったかは不正確)維持されていくのはなぜだろうということを思っていて、その理由を読み解くためのツールを検討するというもの。

◆用いたデータ
「学生団体おりがみ」「NPO法人おりがみ」における活動経験

◆RQ
流動的なボランティアが、マクロには社会変革をもたらすメカニズム(潜在的機能)を分析する枠組みを検討する

◆結論
イベントボランティアフィールド変数の追加を提案

結論:
意欲的な研究。僕もかつて、漁業集団が時代(江戸・明治・戦後すぐ・平成/断続的)を越えて類似の社会的性格を有していることを指摘しようと試みたことがあるのだけれども、「メカニズムを解明できていない」とされて、ほぼリジェクトに近いメジャーリビジョンを食らったことがある。

フィールド変数。そういうものを提案できればよかったのかな。地域社会学の各ツールの特徴一覧表はすごい(画像で引用させていただいた)。こういうのが欲しかった。

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