本書の目的
どんな分野でも、「入門」と表題がついた本がたくさんある。けれども、何ページか進むと、かなり内容が難しくなってくるものが多い。その分野の基本的な【知識】をしっかり教えようとすることが原因だと思う。
このテキストは、社会学を【やってみる】ための入門書だ。空手にたとえるなら、その歴史や技術体系を【知る】ことではなくて、正拳突きが【できる】ようになることが目的だ。それだって結構難しいのだけれども。
僕は元々工学部に入って(理系人間)、しかもそこを卒業もできなかった程度の脳みそ(頭は悪い)なのだけれども、指導教官の先生から「立派な社会学者になった」と言われるようにはなった。
自分ではそんな気はまったくしていないのだけれども、もしそうなのだというのなら、僕が【やってきた】社会学の方法についてまとめておくことは、きっと僕みたいな誰かの役には立つことだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?