見出し画像

フリーランスの経営を学んだ場所について書いてます

こんにちは、スキャット後藤です。フリーランスの作曲家です。

先日の印税明細公開の記事、たくさんの方に読んでいただきありがとうございます!三ヶ月に一度定期的に書いていけたらと思ってます。


さて、僕はフリーランス(個人事業主)として約23年くらい商売してるのですが、経営の基本は両親の仕事をそばで見ていたことが大きいと思います。僕にとって「経営」って難しい話ではなくて、お店があって、商品を買ってくれる人がいて、その代金から原価を引いたものが利益になって...という小学生でも想像がつくレベルのことです。今回はフリーランスでやっていくのに役立ったエピソードをいくつか書こうと思います。

うちの実家は文房具屋でです。京都の七条通沿いにあったのですが、繁華街のように人通りが多い場所ではなく、地元の人しか歩いてないような場所でした。歩いて10〜15分くらいのところに小学校が3つあったのですが、その中間地点にあるので、他の文房具屋に比べて不利な環境だったと思います。うちは家族経営で両親とおばあちゃん、たまにパートの人が来てくれてました。文房具屋って売ってるものは安いものばかりです。消しゴムとかボールペンとかノートとか。売れても利益は10円20円の世界。

ある日、両親からお店の売り上げの話を聞きました。すると、バブルの頃ではあるのですが、街の小さな文房具屋なのに、売り上げが一億円くらいあったと教えてくれました。かなりビックリしました、、、まぁ、仕入れがあって原価がある商売なので、実際の利益はその何分の一かですが。ただ、お客さんに一億円買ってもらってることは事実です。近所にあった文房具屋を思いうかべてみてください、お客さんもそんなに来てないお店だと「え?経営やっていけてるの?」って思いませんか?。店構えからのイメージと実際は大きく違うということです。では、なぜ一億円も稼げてたか。それを今日は書きます。

その他にも、フリーランスのクリエイターや、個人でお店やってる人に役に立つことを5つほど書いていきます。僕がフリーランスでやっていくための経営を学んだ原点について書きます。



実家の文房具屋は、京都の西大路七条という交差点から歩いて15秒くらいの場所でした。救急病院が4ヶ所あるので、夜中もずっと救急車のサイレンが鳴り響いてた場所です。梅小路の機関車館もすぐ近くにあったので、蒸気機関車の汽笛もよく聞こえてました。中央卸売市場もありました。京都駅までは一駅。京都タワーと同じ下京区です。

ここから先は

2,251字 / 1画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?